「山、行ってきます」の、その前に。

「山の日」は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨の元、2014年に制定されました。ハイキングの感覚で登ることができる山もあれば、本格的な装備が必要な山もあり、登山人気はもはやブームではなく定着している今日この頃。夏休みに山登りにチャレンジ、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで!今回は山の日にちなんで、登山にマストな情報を共有させていただきたいと思います。


 ■「山、行ってきます!」だけでは、心配です。
「登山計画書」って聞いたことありますか?メディアなどでも「登山計画書を提出しましょう」など推進されているものですが、なぜ、どのように大事なのでしょうか?
公益社団法人日本山岳ガイド協会に問い合わせしてみました。


■登山計画書の意味(重要性)について

・登山は、自己完結型で誰にも知らせず山登りをしてしまってはいけない
⇒自分の計画を発表し、自分以外の人にもその登山計画を知ってもらう必要がある。その発表手段が、登山計画書である。
・自分の登山について、コースの選択、装備、日程など客観的にみることができる

なるほど~。自分で知ること、誰かに知らせることの両方の意味があったんですね。でも、こんな登山人気では、計画書を見る側も大変なのでは?で、作ったものはいつどのようなタイミングでどこに出せばよいのでしょう?

 という疑問がわいたのですが、登山計画書を提出する、ということそのものが大きく変化していることがわかりました。

例えば何かあった際、いかにスピーディに捜索がスタートできるか否かが、生死の分かれ目になるといっても過言ではありません。以前は「登山計画書は山岳救助隊や警察署に提出する」ものでしたが、いまは「情報共有」に。

つまり「登山計画書を友人、家族、大切な人、仲間、と共有する」ことによって、自分の安否に気を遣ってもらうことができる、というもの。

情報が共有されていると、自分自身にとっても、家族にとっても安心感につながりますよね。

登山前には「山と自然ネットワーク コンパス」をチェックして登山計画書を提出しましょう!
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こんにちは、アールです。数年前、友人10人とちょっとハードなハイキング的なノリでワイワイ山に登りました。本格的な登山とは程遠い感じではありましたが、約600mの頂上からの眺めは素晴らしかったです。今回の記事で「山の日」の趣旨を知り、改めてなかなかステキな日なんだな、と感じました。