積雪の備え、事故防止対策は今のうちに!

週末にかけて、太平洋側の地域にも積雪の予報が報じられています。準備は事前にするもの…雪が降ってからでは遅いこと、っていくつかありますよね。降ってからでは遅い!雪に対する備えは今のうちに…!

雪崩や家屋の倒壊、雪かき中の転落事故をはじめ、転倒による怪我や雪道でのスリップによる事故など、災害から身を守るために十分に警戒し、準備されることをおすすめします。

■雪による災害については、大まかに下記4つのパターンが挙げられます。

1. 雪崩による事故
雪崩は1~3月を中心に災害が発生。死者・行方不明者を伴う被害も起こります。

2. 除雪中の事故
雪災害で亡くなる方の多くは除雪中の事故によるものです。高齢者の比率が高いことが特徴です。

ヘルメットの着用、命綱の装備、連絡手段の確保(携帯電話などを持っておくこと)、作業は一人でしないことなどに注意してください。また、晴れの日は雪が溶けてすべりやすくなる可能性が高いので注意が必要です。

20170211_雪下ろし
3. 車による雪道での事故
路面の凍結(スリップ)や、視界不良(ホワイトアウト)による事故に注意が必要です。

トンネルの出入り口など、前方が確認しづらい場所や、建物の影になっている場所、橋の上など道路上の凍結しやすい場所にはとくに慎重に運転してください。

20170211_路面凍結
4. 歩行中の雪道での事故
転倒による怪我など、雪が少ない地域でも注意が必要です。
すべらない歩き方についてはこちらを参照ください。→ 「お手本はペンギン!すべらない歩き方のコツまとめ」

防寒対策、時間に余裕を持って焦らずゆっくり歩く、頭上からの落雪やつららにも注意が必要です。

20170211_積雪
■天気予報や状況をいつもより頻度高く、注意深く見る
積雪の状態や、交通への影響、今後の予想、避難や警戒などさまざまな情報をタイムリーにチェックしてください。

■事前に備えておくとよいもの
・水・食料(買い物に出にくい、もしくは流通の支障による供給不足)
・持病の処方箋など(外出ができない、病院が開院していないなどの可能性)
・使い捨てカイロ、予備の電池、懐中電灯、カセットコンロなど
・スコップ、バケツなど(雪かき用)

いずれにしても雪が降ってからでは間に合いませんので、日ごろから備えをされることをおすすめします。