【天体観測】星降る夜に新年の願いを・・・しぶんぎ座流星群

あけましておめでとうございます!
2019年の天体観測情報は、1月4日の夜空にまるでお年玉のように現れる「しぶんぎ座流星群」からスタートです。

■しぶんぎ座流星群の特徴は?

しぶんぎ座流星群は、昨年末にピークを迎えたふたご座流星群、夏の真っ盛りのペルセウス座流星群とともに三大流星群と呼ばれている、人気の高い流星群です。他の2つの流星群と比べると、しぶんぎ座流星群は活動が活発な期間がすごく短く、流星の出現数にムラがあり、年によって変化することが特徴として挙げられます。流星群を見慣れた人で1時間に100個近くの流星が見られる年もあれば、その半分、もしくは1/5程度しか見られないことも。(通常は大体1時間に20~50個程度といわれています。)

画像:国立天文台HP

さて、2019年のしぶんぎ座流星群がピークを迎えるのは、1月4日11時頃と予想されています。ということは、1月4日の夜が明ける前2〜3時間が観察のチャンス!この頃の月は新月直前なので、月明かりの影響の心配はありません。

ピークの時間帯が日本では昼間の時間帯に当たるため、その分流星の数は少なくなる可能性はありますが、条件としては悪くありません。

■観察のコツは?

流星群の記事のたびにお伝えしていることばかりですが、念のためにおさらいを…!

*できる限り暗い場所で空を見上げる
*目が暗さに慣れるまで、せめて15分以上は観察を続ける
*北東方向を中心に広く見渡す
*見ごろは真夜中~翌朝6時頃まで

とても寒いことが予想されますので、防寒対策はくれぐれも万全にしてくださいね。

■さて、気になるお天気は…

北日本の日本海側や北陸にかけては気圧の谷や寒気の影響で雪や雨となりますが、関東から四国にかけての太平洋側を中心に星空が広がるでしょう。次の気圧の谷が近づくため、九州など西へ行くほど雲のベールに覆われる可能性があります。

見えるかなMAP