【災害時の知識・電気】停電時の対処と準備

最大震度7を観測した「平成30年北海道胆振東部地震」では、北海道内で295万戸で停電があったと報じられました。地震や台風、積雪などによって電気の流れが切断されることをいわゆる「停電」といいますが、電気が止まっている状態で私達が気をつけるべきことは何でしょうか。

■災害が発生したとき

何はともあれ、使用中の電化製品のスイッチを切ってプラグを抜く!
・・・これは、火事の危険性があるためです。グラッと揺れたらスイッチオフに。

 
<注意すること>

*水に浸かった器具は絶対に使わない!
・・・一度水に浸かった屋内配線や電気製品は漏電などの原因となります。危険ですから使用しないでください。

*家の外に避難するときはブレーカーを切る!
・・・電気の消し忘れによる事故を防ぐために、分電盤のブレーカーのつまみを下げましょう。
※日頃から分電盤がどこにあるか確認し、分電盤の付近には物を置かないようにしましょう。

*災害の時はエレベーターに乗らない!
・・・建物から避難するときはエレベーターは使わないようにしましょう。閉じ込められたりする可能性もあります。避難経路をしっかり確認しておくことも大事ですね。

*切れた電線には、絶対に触らない!
・・・地震や強風、積雪などによって電線が切れる場合があります。切れてたれ下がっている電線には、絶対に手を触れないようにしてください。電線だけでなく、樹木や看板、アンテナなどが電線と接触している場合もたいへん危険です。
※切れた電線を見つけた場合は東京電力パワーグリッドに連絡しましょう

わかっているつもりでもいざそのときになると、正しい判断と行動がなかなかできないものです。家にある電化製品、パソコンなど「コンセント」で繋がっているものが、家のどこにどれくらいあるか、日頃から把握しておくことも大事です。

いま、ご自宅の分電盤がどこにあるかすぐに思い出すことができますか?念のため、今日中に分電盤の位置や形状を確認しておきましょう。

電気は私達の生活に欠かせないライフラインのひとつです。ずっとつけっ放し・差し込みっぱなしになっているコンセントを、今一度見直してみるキッカケにしていただけたらと思います。もしホコリなどが付いていたら、キレイにふき取っておきましょう!

協力:東京電力パワーグリッド

参考:東京電力ホールディングス