先月10日頃に「おうし座南流星群」の記事を書かせていただきました。他の流星群とはちょっとタイプが違う「おうし座流星群」、その特徴をおさらいすると、こんな感じです。
おうし座流星群の特徴まとめ
・出現の期間が長い…約2ヶ月間続く
・ピークがわかりにくい…1時間に出現する数が少ない
・ピークが2回…南流星群と北流星群に分かれている
・ゆっくり…星が流れるスピードが遅い
・火球が多い…大きな流星が出現する可能性が高い
*火球とは「惑星よりも明るい流星」のこと
「出現の期間が長い」ということで、1ヶ月ぶりに2回目のピークがやってきます。1時間に出現する数が少ないため、ちょっとわかりにくいかもしれませんが「火球」と呼ばれる大きな流星が出現する可能性が高い、というのもこの流星群の特徴でもあり、空を見上げていると「おおお!」なんてことがあるかもしれませんね。
おうし座は東の空。ピンク色の○で囲んだ辺りです。わかりにくいな、と思ったら、まずわかりやすいオリオン座を手がかりとして、先日「食」のあったアルデバランを見つけましょう。
(画像・参考:国立天文台HP)
この頃、月は満月を過ぎた下弦の月。月の出る時間が23時48分頃なので、空を見上げるなら月明かりがない23時頃までがオススメです。夜はぐっと冷え込むことも予想されますので、どうか暖かい服装で。足元や手元にも気をつけて観測してくださいね。
さて、気になる当日のお天気は…
冬型の気圧配置が残り、北日本の日本海側でシグれそうですが、その他は晴れて星空が期待できそうです。
九州や沖縄も雲が多めとなるかもしれません。(※11/8時点の予想なので変わることがあります)
こんにちは、アールです。せっかく天体観測のシーズンなのに、雲や雨が多くてがっかりですよね。でも!やっと今回は、今回こそは!見られるかも? これから年末年始にかけて、流星群を観るチャンスが何度かありますので、願い事をしっかりあたためて、早口で言える練習をしておきたいと思います。