大寒入り 全国的に冬らしく

暖冬傾向の今シーズン。先週から今週にかけて西の地域から早くも「うめ」や「たんぽぽ」の開花の便りが届き始めました。

【うめの開花】
福岡(-23日),  静岡(-8日),  長崎(-12日),  石垣(+2日),  松江(-9日),  高知(-10日),  鳥取(-25日),  銚子(-3日),  佐賀(-11日),  名古屋(-15日),  下関(-12日)
【たんぽぽの開花】
高知(-31日),  徳島(-46日)
※1/18日現在(カッコ内は平年比)

さて、20日(日)から一年の中で最も寒い時期「大寒」に入りますが、1月末ごろ(1/26〜2/1)に日本付近に強い寒気が流れ込む予想で西日本や東日本、沖縄地方も真冬並みの寒さとなりそうです。北〜西日本の日本海側は向こう1ヶ月の降水量(降雪量)は平年より多くなる見通しで大雪への備えが必要です。

一方、関東以西の太平洋側は冬晴れとなる日が多く空気の乾燥が続くでしょう。インフルエンザは全国的に警報レベルを超える流行になっています。一人ひとりが手洗い・うがいを徹底し、感染拡大を防ぎましょう。

寒気は太平洋側まで流れ込む予想

平均気温の傾向(1/19~2/18)

降水量の傾向(1/19~2/18)

2月4日の「立春」を迎えると暦の上では季節は春に移ります。最新の予報ではバレンタインごろにかけて気温が少しずつ上がる傾向にありますが、予想範囲にばらつきがあり傾向が変わる可能性がありますので、今後の気象情報を確認するようにしてください。

(みやっち)

ABOUTこの記事をかいた人

そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。