最強寒気はすこし後退 関東はまた雪?

先週の最強クラスの寒気は、4年ぶりの関東の大雪や48年ぶりの記録的な低温など、なかなかの強者でした。今週、強い寒気はやや北上し後退しますので、先週の強烈な寒さは少し和らいで、平年並みの真冬の寒さに戻りそうです。
日本海側の雪もいくぶん勢いはおさまりそうですが、きょう・あすはまだ強い寒気が西日本まですっぽり覆うため、北陸などでは雪雲の列がかかって強く降るおそれもあります。大雪や風雪、高波にご注意ください。

さて、関東地方はまだ路地裏に雪が凍りついて残っていますが、今週中ごろ(2/1)はまたもや南岸低気圧の接近が予想され、木曜日は降雪となるのでは?との予報も一部出ています。ただ今回は低気圧はあまり発達せず陸地から離れて通るため、(雨雲自体があまりかからず、寒気の引き込みも弱いため)先週のような雪にはならない見込みです。
雪は降らなくとも、日中は底冷えとなりますのでご注意ください。

今回はCコース?

◆今週の天気ポイント
最強寒気はすこし撤退も、寒さは続く
北陸はあすにかけて大雪・風雪に警戒
関東甲信 南岸低気圧の影響は少なめ


がんちゃんです。
この異常な寒さのせいか、インフルエンザの患者数が過去最高レベルとなり各地で猛威を振るっています。マスクで防御するには限界もありますので加湿と保温、栄養と睡眠で免疫力を高めましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

“季節を五感で生きる予報士”
カメラで雲や風景などをおさめるのが日課。
春はお花見、夏は登山、秋は紅葉、冬はスノボ三昧!(まれに骨折あり)
研究対象は積乱雲で、気象庁の竜巻突風予測情報検討会の委員を歴任。
どんなに寒くてもコートを着ない薄着志向。