【皆既月食】1月31日は “赤い”ブルームーン!

1月2日は「今年最大の満月・スーパームーン」でしたが、来る1月31日には「皆既月食」です。月の満ち欠けの周期によって、1年のうちに12回ではなく13回、1ヶ月に2回満月がある、ということが起こり得ます。そこで、13回目の満月や、ひと月の2回目のほうの満月を「ブルームーン」と呼ぶことがあります。もちろん、正式な学術用語ではなくいわゆる俗称で「ブルームーン」には他にも諸説あるようです。ちなみに、後者のほう「1ヶ月のうちに満月が2回」については、2018年1月(今月:2日、31日)と3月にも。これは2015年7月以来の現象で、1年のうちに2回ブルームーンがあるのは1999年以来のこと。その上「皆既月食」とあっては、見逃すわけにはいかない感じ満載ですね。

およそ3時間半の天体ショー
1月31日の20時48分にかけ始めた月は、21時51分に皆既食となり、0時12分に終わります。このすべての行程が空の高い位置で起こるため、日本全国で(天候・条件が良ければ)とても観測しやすい月食といえるでしょう。

(画像:国立天文台HP)

ちなみに、21時51分から23時08分頃までのすべてが隠れた月(皆既食)は「赤銅色(しゃくどういろ)」となり、赤茶けた○(丸)に見えます。

月が隠れたら、どうなる?
もうひとつ、着目していただきたいのが「空の暗さ」です。満月が隠れると空は暗くなり、そのおかげで見えるもの…そう、星ですね!月の近くにあるのに、あまり見えていなかった星座、ふたご座やしし座の存在がわかりやすくなると思います。月食によって見える星の数が増えたり減ったりするのも、ちょっと気にして観察されてはいかがでしょうか。

しっかりと防寒対策を!
観察しやすいとはいえ、夜は特に寒さが厳しくなりますので、防寒対策はしっかりとなさってください。
天気はあいにくで、西日本は南岸低気圧の接近、日本海側の各地は寒気の影響で雲が多くなりそうです。
関東甲信など東日本の太平洋側では、月食が堪能できそうです。

月食見えるかなMAP


こんにちは、アールです。「ブルームーン」の意味を今回初めて知りました。比較的起きていやすい時間帯ですし、こんな機会は次にいつあるかわからないのでしっかり観ておきたいと思います!