今日は、日本の南海上に梅雨前線が停滞し、低気圧が九州南岸から四国沖をゆっくりと東に進むでしょう。このため、西日本では日射しがほとんどなく九州・四国・中国地方を中心に雨となりそうです。一方、東日本から北日本では晴れ間が広がる所が多くなりますが、午後は大気の状態が不安定となり、天気の急変するおそれがあります。山沿いを中心に局地的な短時間の強い雨や落雷・突風などにご注意ください。
5/29（火）09時の予想天気図
日中の気温は、全国的に平年を上回る所が多いでしょう。東北から九州にかけては、最高気温が25℃以上の夏日となるところも多く、湿度が高く蒸し暑く感じられそうです。沖縄は夏の高気圧に覆われて厳しい暑さとなるでしょう。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は、各地とも晴れますが、道東の太平洋側では所々で濃い霧が発生して見通しが悪くなるおそれがありますので、車の運転や船舶などはご注意ください。東北も概ね晴れますが、南部では薄雲が広がりやすいでしょう。なお、日中は大気の状態が不安定となり、山沿いを中心に局地的な短時間強雨や落雷・突風などのおそれがあります。天気の急変にご注意ください。空が急に真っ暗になる、雷が鳴るなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
各地の天気と気温
日中の気温は、北海道では内陸部を中心に20℃以上まで上がり夏日となる所もありますが、道東の太平洋側では15℃前後で上着が必要でしょう。東北では、沿岸部では22℃～24℃位ですが、内陸部では広く夏日となりそうです。盛岡・山形・福島などでは27℃～28℃まで上がる予想で7月上旬～中旬並みでしょう。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
各地とも雲の広がりやすいすっきりとしない空模様となりますが、日中は時々日の射す時間帯もありそうです。なお、午後は大気の状態が不安定となり、北関東や新潟県の山沿いを中心に一部でにわか雨や雷雨のおそれがあります。天気の急変には十分にご注意ください。
気象衛星画像03時
日中の最高気温は、各地で25℃以上の夏日となる所が多く、日中は半袖で過ごせるでしょう。関東や内陸部では6月下旬～7月上旬並みの27～28℃位まで上がり、湿度も高く蒸し暑く感じられそうです。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
各地とも低い雲に覆われて日射しがほとんどないでしょう。九州・四国と中国地方では雨が断続して梅雨空が続く見込みです。傘が手放せない一日となりそうです。
降水分布予想12時
日中の気温は、九州と四国の太平洋側では23℃～24℃で平年を下回る所もありますが、近畿と中国、九州の日本海側では広く最高気温が25℃以上の夏日となり、蒸し暑さを感じるでしょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
奄美と沖縄本島地方では概ね曇りですが、昼頃まで所により一時雨で雷を伴う可能性があります。大東島地方と先島諸島では、薄雲が広がりやすいものの概ね晴れるでしょう。
各地の天気と気温
日中の気温は、奄美で26℃、沖縄では31～33℃で真夏並みの暑さとなるでしょう。
（むらさめ）
