北日本は冬型の気圧配置が続きます。北海道は雪が降り、吹雪やところにより雷を伴い、近海は波が高いでしょう。寒気や気圧の谷の影響で、東北地方の日本海側は雪が降り、北陸や山陰は雨や雪が降る見込みです。太平洋側は、はじめ晴れ間が広がりますが、夕方から次第に雲が広がるでしょう。低気圧の接近に伴い、西日本や東海では天気は下り坂となり、九州は次第に雨となる見込みです。沖縄・奄美は気圧の谷の影響で雲が多く、海は波が高いでしょう。
予想天気図（1月16日9時）
日中の最高気温は、広い範囲で平年より高く、北海道は2月下旬から3月上旬並み、東北地方は3月上旬から3月中旬並みとなるでしょう。東日本と近畿・中国・四国では、3月中旬から3月下旬、九州・沖縄・奄美では、３月下旬から４月上旬並みの見込です。北海道では、0℃～3℃、東北は4℃～8℃、北陸は7℃～13℃、関東・東海は13℃から15℃、近畿・中国・四国・九州は13℃～19℃、沖縄・奄美も、平年より高く、21℃～24℃でしょう。
きょうの全国の天気と気温
1月16日12時の風と波の予想
■各地の天気のポイント
【北日本】(北海道・東北)
北海道は冬型の気圧配置が続き、日本海側とオホーツク海側では、雪が降り、ところにより雷を伴うでしょう。道東は晴れ間が出るでしょう。北海道では、車の運転など、交通機関は吹雪や吹き溜まりに気を付けてください。また、雪崩・風雪・着雪・落雷・突風・高波、オホーツク海側と道東の沿岸では高波に注意が必要です。 東北地方の日本海側では雪や雨が降り、ところにより雷を伴うでしょう。太平洋側も雲が多いでしょう。東北地方の日本海側は、風雪・雪崩・着雪・落雷・突風に注意、空気が乾燥している太平洋側は、火の元・火の取り扱いに気を付けてください。
きょうの北海道の天気と気温
きょうの東北地方の天気と気温
北日本の雪雲の予想（1月16日12時）
日中の最高気温は、北海道では、0℃～3℃(札幌1℃、稚内0℃、旭川0℃、網走0℃、釧路3℃、帯広3℃、函館2℃)で、平年より1℃から4℃ほど高く、2月下旬から3月上旬並みです。東北地方では、5℃～10℃（仙台8℃、青森4℃、盛岡4℃、秋田5℃、山形6℃、福島10℃)で、平年より2℃～5℃ほど高く、3月中旬から3月下旬の頃の気温となります。
【東日本】(北陸・東海・関東・島しょ部)
北陸は気圧の谷の影響で、雲が多く朝晩を中心に雨が降り、新潟県の山沿いでは雪が降るでしょう。関東南部・伊豆諸島北部は、はじめ晴れ間がでますが、夕方から次第に雲が広がるでしょう。関東北部・東海・伊豆諸島・小笠原諸島は雲が多く、東海では夜にはところにより雨が降る見込みです。北陸では落雷・突風、長野県北部や関東北部では雪崩に注意が必要です。また、空気が乾燥している太平洋側では、火の元・火の取り扱いに気を付けてください。関東・東海の沿岸や伊豆諸島の近海では高波に注意してください。
きょうの北陸地方の天気と気温
きょうの東海地方の天気と気温
日中の最高気温は、北陸では8℃～13℃(新潟8℃、長野11℃、金沢13℃)、関東は13℃～14℃（東京13℃、千葉13℃、横浜14℃、前橋13℃）、東海は13℃～15℃（名古屋13℃、静岡15℃、岐阜12℃)で、平年より3℃から7℃ほど高く、3月中旬から3月下旬並みです。寒さは和らぐでしょう。
【西日本】(近畿・中国・四国・九州)
山陰や瀬戸内海は気圧の谷の影響で、雲が多く雨が降るでしょう。近畿・四国は晴れますが、気圧の谷の影響で次第に雲が広がり、夜にはところにより雨が降るでしょう。山陰の山沿いでは、雪崩への注意が必要です。九州は低気圧の影響を受けます。九州北部は次第に雨が降り、ところにより雷雨となる見込みです。九州南部は、高気圧に覆われて晴れますが、次第に雲が広がるでしょう。
きょうの中国地方の天気と気温
きょうの九州地方の天気と気温
西日本の雨雲の予想（1月16日15時）
日中の最高気温は、近畿・中国・四国では、13℃～15℃（大阪14℃、京都13℃、神戸13℃、松江14℃、広島13℃、高松14℃、高知15℃）で、平年より3℃から6℃ほど高く、3月中旬から3月下旬並みです。九州では、15℃～19℃（福岡16℃・長崎17℃、熊本19℃・大分15℃・鹿児島18℃）で、平年より5℃から7℃ほど高く、3月下旬から４月上旬並みです。寒さは和らぐでしょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
沖縄・奄美は気圧の谷の影響で雲が多く、八重山地方は雨が降るでしょう。南大東島では雲の合間から陽が射す見込みです。また、沖縄の周辺海域では波が高く、沿岸や海上は注意が必要です。日中の最高気温は、3月下旬から4月上旬並みまで上がり、21℃から24℃（奄美21℃、那覇23℃、石垣島24℃、南大東島22℃)でしょう。
きょうの沖縄・奄美の天気と気温
■今日のヒトコト： 東日本から西日本では寒さは和らぐ
きょうは、北海道と東北地方の北部は、寒気の影響により、風雪・大雪・雪崩・高波の注意が必要です。東日本から西日本では、広い範囲で気温が上がり、寒さが和らぎます。北陸・山陰では、雪崩に注意してください。今週は、朝晩の気温差が大きくなりそうです。体調管理にご注意ください。けさの雲画像では、北海道付近と東北地方の日本海側から北陸にかけて、寒気に伴う雲が発生しています。また、黄海から東シナ海にかけて、低気圧に伴う雲域が広がってきました。一方、関東から九州・四国の太平洋側では晴天域が広がっています。これら雲域と晴天域がきょうの天気の主役です。
気象衛星の雲画像（1月16日3時）
ビエントです。今回の寒波も一段落。きのうは、神戸から初霜の便りが届きました。冬晴れの都内の公園で、ヒメリンゴを見つけました。ミニトマトほどの大きさ。ときどき、小鳥がきています。
東京都（1月13日）
（2018/1/16 04:30更新）
