前回1月23日と同様に西回りで今季最強クラスの寒気が流れこみ、山陰や近畿北部を中心に再び発達した雪雲がかかっています。
特に風がぶつかるところにできるJPCZといわれる雪雲の収束帯が断続的にかかる鳥取県や兵庫県北部、若狭湾周辺を中心にドカ雪となっており、今夜にかけてさらに70cm(平地でも50cm)の大雪となるおそれがあります。鳥取市や福井県小浜市では1日で70cm以上積雪が増加し、倉吉市も日降雪深の記録を更新するなど、各地で記録的な豪雪となっています。短時間のあいだに急激に雪かさが増し、車のスタックや立往生による大規模な交通障害、ビニールハウスの倒壊、集落の孤立などに厳重な警戒が必要です。
またその他九州や四国~東日本の広い範囲で積雪や凍結となるおそれがありますので、路面状況には十分ご注意ください。
なお、この大雪の範囲はあす日曜日にかけて東北や北陸地方にも広がり、暴風や高波とともに警戒が必要です。
【各地の積雪】11日12時現在 ( )内は前3時間からの増減
鳥取大山 230cm(+10cm)
鳥取県鳥取市 89cm(+9cm)
兵庫県豊岡市 73cm(+6cm)
福井県小浜市 74cm(-3cm)
あす12日(日)6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、
中国(山陰) ・北陸… 70cm
東北・近畿 … 60cm
東海(岐阜) … 50cm
さらに13日(月)6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、
東北 … 30~50cm
(2017/02/11 12:00更新)
がんちゃんです。
立春が過ぎてホッとしたのも束の間、まだまだ冬の勢力は健在。前回の雪が解けきらないうちに、またもや山陰地方を中心にドカ雪となっています。この週末は大雪と寒さに十分な備えをお願いします。