今日は、台風第12号が九州の西岸で動きが遅くなり、西日本は台風や湿った空気の影響で雨や曇りとなるでしょう。特に九州と四国の太平洋側を中心に大雨やそれに伴う土砂災害・低地の浸水・河川の増水に警戒・注意が必要です。また、台風の近くでは強風や海上ではうねりを伴った高波のおそれがあります。船舶や海のレジャーはご注意ください。一方、東日本と北日本は夏の高気圧に覆われ日本海側を中心に概ね晴れますが、太平洋側では湿った空気の影響で雲が多く雨の降る所がありそうです。
7/30(月)09時の予想天気図
日中の気温は、平年並み以上となる所が多くなり、北海道でも内陸部を中心に最高気温が30℃以上まで上がり、厳しい暑さとなりそうです。特に東北の日本海側から北陸・山陰にかけて35℃を超す猛暑となる地点が多くなる予想です。熱中症になりやすい気象状態が続きますので、暑さを避けこまめに水分を取るなど体調管理には十二分にご注意ください。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道から東北の太平洋側は低い雲に覆われて日差しがほとんどなく、小雨や霧雨が降りやすいでしょう。昼頃にかけては濃霧により見通しが悪くなるおそれがありますので、車の運転などはお気を付け下さい。他は薄雲が広がりやすいものの、日本海側を中心に概ね晴れて天気の崩れる心配は小さいでしょう。
各地の天気と気温
日中の気温は、各地とも平年を上回り、内陸部や日本海側を中心に最高気温は30℃以上の真夏日となる地点が多く厳しい暑さとなるでしょう。秋田では最高気温が35℃の予想です。一方、北海道の太平洋側では、25℃以下の所が多く比較的しのぎやすいでしょう。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
関東周辺は低い雲に覆われ日差しが弱く、所々でにわか雨があるでしょう。ずっと降り続く雨ではないですが、外出時は折り畳み傘があると安心です。三重県も南部を中心に雨が断続しそうです。他は日中薄雲が広がりやすいものの概ね晴れそうです。北陸・東海は紫外線が非常に強い予想となっています。外出の際は、日傘や帽子、日陰を利用するなど紫外線対策をお忘れなく。
紫外線の強度予測分布図12時
(出典:気象庁HP)
日中の最高気温は、各地とも30℃を超し厳しい暑さとなるでしょう。北陸では35℃前後の酷暑が続きそうです。また、関東では湿度が高く体感的には実際の気温より暑く感じられそうです。熱中症になりやすい気象状態となりますので、健康管理には十分ご注意ください。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
近畿や山陰で晴れ間が広がる他は雲が多く、九州と四国では雨の降る所が多いでしょう。台風周辺や太平洋側では大雨による土砂災害・低地の浸水・河川の増水に警戒・注意をしてください。また、局地的には雷を伴い非常に激しい雨が降る所があるでしょう。急に空が暗くなる、雷鳴が聞こえるなど発達した積乱雲が近づく兆しがあるときは、出来るだけ頑丈な建物に入る様にしましょう。また、太平洋沿岸ではうねりを伴い波が高い状態が続きますので、海のレジャーや船舶は注意して下さい。
降水分布予想12時
日中の気温は、九州・四国の太平洋側をのぞき各地で30℃を超え厳しい暑さが続くでしょう。日本海側では35℃以上の猛暑日となる所もありそうです。熱中症になりやすい気象状態が続きますので、こまめに水分を補給するとともに、激しい運動はなるべく控えましょう。屋内ではエアコンを上手に使い、屋外では日傘や帽子を利用し、出来れば保冷剤や冷たいタオルなどを携行し体温の上昇を防ぐよう心がけましょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
沖縄本島地方や先島諸島では薄雲が広がる程度で概ね晴れますが、奄美や南大東では湿った空気の影響で曇りでしょう。発達した積乱雲により変わりやすい天気となるおそれがありますので、急な強い雨、落雷・突風などに注意して下さい。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、各地とも31~33℃となり厳しい暑さでしょう。
(むらさめ)