今日の日本付近は高気圧に覆われますが、中国大陸から東シナ海にかけ前線がのびてくるでしょう。このため、全国的には晴れ間の広がる所が多くなりますが、九州では次第に雲が厚くなり、午後から夜にかけて雨が降り出すでしょう。夕方以降は局地的に雷を伴って激しく降るおそれがありますのでご注意ください。また、北海道では、はじめ気圧の谷の影響を受け、道東を中心に昼前まで雨が残る見込みです。
5/1(火)09時の予想天気図
東北南部から東・西日本にかけては、日中は汗ばむ陽気となり、広い範囲で最高気温が25℃以上の夏日となるでしょう。内陸部では最高気温が30℃以上の真夏日となる所もありそうです。まだ、暑さに慣れていない時期ですので、こまめに水分を取るなど熱中症対策を意識しましょう。一方、昨日夏日を記録した地点が多かった北日本では暑さが一段落して、北海道のオホーツク海側では最高気温が9℃~15℃位の予想で少し肌寒い見込みです。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は、雲が広がりやすく道東を中心に昼前まで雨が残るでしょう。日中は雨が上がり、道南から道央にかけて晴れ間が広がる所が多そうです。東北は、朝のうちは晴れる所が多いですが、昼前からうす雲が広がるでしょう。ただ、日中は薄日も差し天気の大きな崩れはなさそうです。
各地の天気と気温
北海道の道南から道央、道東の太平洋側にかけては、日中の気温が5月中旬から下旬並みの15℃~20℃位まで上がるでしょう。オホーツク海側では、9℃~15℃位の予想で、各地で夏日となった昨日より20℃近くも低くなる所がありそうです。日々の気温の変動が大きくなりますので体調管理にお気を付け下さい。東北は、北部で17℃~22℃、南部では24℃~27℃と6月中旬~7月中旬並みの汗ばむ陽気となりそうです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
朝のうちまでは晴れる所がありますが、各地とも昼前からうす雲が広がりだすでしょう。ただ、雨の心配はなく、日中は薄日が射す時間もありそうです。5月に入り、杉・ヒノキ科の花粉飛散のピークは過ぎつつありますが、北関東の山沿いや甲信ではまだ花粉の飛散が非常に多い予想となっています。敏感な方はお出かけの際に花粉対策をお忘れなく。
花粉飛散予想12時
日中の最高気温は、北陸では21℃~25℃、他は24℃以上の所が多く太平洋側や内陸部では27℃~30℃まで上がり、7月上旬~中旬並みの暑さとなる見込みです。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
朝のうちから広い範囲でうす雲が広がるでしょう。九州では次第に雲が厚くなり、南部では昼頃から雨となりそうです。雨の範囲は夕方から夜にかけて次第に九州全域に広がるでしょう。大気の状態が不安定となりますので、局地的に雷を伴って強く降るおそれがあります。短時間の強い雨や落雷・突風にお気を付け下さい。
03時の衛星画像
日中の気温は昨日と同じかやや高く、内陸部を中心に最高気温が25℃以上の夏日の所が多くなるでしょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
奄美では朝のうちから雨が降ったり止んだりするでしょう。一時雷を伴い強く降るおそれがありますのでご注意ください。沖縄は概ね曇りですが、先島諸島では晴れ間の広がる時間帯もあるでしょう。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、5月下旬~6月上旬並みでしょう。奄美で26℃、沖縄では27℃~29℃位の予想です。
(むらさめ)