「太陽が生まれ変わる日」
今年も残すところあとわずか。冬至を迎え、いよいよ年の瀬となりました。
冬至は「一年のうち、最も昼の時間(日の出から日の入り)が短い」(北半球)とされています。ご存知のように、夏至はその反対で昼間が長く、春分・秋分がちょうど半分ずつ。
「一年のうち、最も昼の時間(日の出から日の入り)が短い」ということは、冬至を過ぎたら夏至に向けて昼の時間が長くなる最初の日、だからこの日が「一年の始まり」とする説もあり、とても興味深く感じました。なんでも「太陽が生まれ変わる日」というとらえ方で、冬至を祝う行事もあるとか。
また、この日は柚子湯に浸かると良いとか、かぼちゃを食べるのが良いとされていて、その理由も諸説あるようですね。
柚子湯に関しては「冬至と湯治」の語呂合わせという説、一年の始まりなので身を清めるための禊(みそぎ)という説、柚子は育つのにとても時間がかかる実なので「努力が実りますようにという願掛け」や、風邪予防、リラックス効果などが挙げられています。かぼちゃは栄養面の効果が期待されていたり、「南京(なんきん)」という名前から縁起担ぎの意味があったりして、昔の人はいろんなことを季節や節目に紐づけて暮らしに活かしていたのだなあ、と感心します。
太陽暦と太陰暦の違いについては「そういうことだったのか!梅雨真っ最中に七夕、のナゾ」の記事で触れさせていただきましたが、日本古来の暦には、こうした自然現象や月や太陽が大きく深く関わっているのだということを実感させられますね。
(2016年12月21日 12:00:00 更新)
こんにちは、アールです。
冬至が太陽の生まれ変わる日、という意味があるなんて初めて知りました。月は約1か月で「新月」ですが、太陽は1年をかけてと「新太陽」みたいな感覚でしょうか。冬至の日の太陽の見方が変わりそうです。昼間が短い=夜が長い、寒い時期も楽しめるよう健康に気をつけながら冬を乗り切りたいですね。