今朝、近畿地方で「木枯らし1号」が吹いたと、大阪管区気象台から発表がありました。これは昨年、10月25日より、4日遅い観測です。
29日12時の天気図
低気圧が三陸の東の海上でやや発達しているため、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になったため、近畿地方では北風が強まり、「木枯らし1号」が吹きました。
午後2時までの各地の最大瞬間風速(メートル)は、次の通りです。
近畿地方の「木枯らし1号」基準:①期間は霜降(今年は10月23日)~冬至(今年は12月21日)、②気圧配置が「西高東低の冬型」、③北よりの風が、最大風速8メートル以上を目安に、基準を満たした最初の日です。
なお、この他、「木枯らし1号」は、東京地方でも発表されていますが、こちらは関東地方ではなく、東京都心の気象庁の観測が基準で、①の期間が、10月半ば~11月末、②は同じで、③は西北西~北風で、最大風速8メートル以上となっています。東京では今日はまだ、最大風速6メートルで、基準に達していません。
(2016年10月29日 15時更新)
トミーです。いよいよ木枯らしの吹く季節になりました。来週は大陸から寒気が南下しやすい気圧配置になります。秋が一層深まり、北海道では雪の降る日が多くなり、東北からも初雪の便りがあるかも知れません。