2017年花粉飛散の特徴‥西ほど多い!

早いところでは3月に入って花粉のピークを迎え始めているところもある様子‥。今年の花粉は多い?少ない?あらためて、今年の傾向について解説していきます。


2017年、今年の花粉の飛散傾向は

今年の飛散量と、前年・過去10年平均との比較
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西日本では前年比で大幅増のところも

前年比で大きな特徴があるのは東海から西のエリア。前年比で大幅に多くなるところもあると見られ、特に大阪では前年比およそ4倍の飛散量が予測されています。

一方で、東北・関東・北陸にかけては前年比でみると、同じくらいか少ないところが多く、仙台では前年比で約40%減の予想。

ただし、ここで注意が必要なのはその花粉の個数。諸説ありますが、花粉シーズンを通して“2000個以上”というのは重度の花粉症の方にとって症状が重くなるひとつの目安ともされています。上のグラフをみると今年は各地、この“2000個以上”が該当しています。結局のところ、全国的に油断禁物ですね!


花粉シーズン、いつまで?

関東や東海、九州など早いところで2月上旬から始まった今年の花粉シーズン、いつ頃まで続くのでしょうか。

例年ではスギ花粉が九州などの早いところでは3月下旬、東北の平地や甲信地方の山沿いなどの遅いところでは5月中旬くらいまでヒノキ花粉も早いところでは4月中旬、遅いところでは5月いっぱいくらい続きます

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5月にもなれば花粉の量自体はだいぶ少なくなってはきますが、花粉症の方は少なくともGW明けくらいまではマスクが手放せないかもしれませんね。

(2017/3/9 14:00更新)


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花粉の多い日は、①雨上がりの翌日、②気温が上がって、③湿度が低く、④風が強めな日、といわれます。この1つでも当てはまっているときはもちろんのこと、すべて当てはまっているような日は最大限警戒をしましょう。

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編集部随一の知恵袋。意外なものからどんぴしゃなものまで幅広く対応が可能。旬の食材に敏感で料理のセンスもかなり高め。カメラ、散歩、芝生で昼寝など「日向の人」というイメージだが、海や湖といった巨大な水溜りにテンションをあげるという一面も。大事な予定を立てるときの本気予報的中率はほぼ100%。頼れるお天気お兄さんである。