意外と知らない、木枯らし1号のコト
先日、近畿、続いて関東と木枯らし1号が吹きましたね。私は「そろそろマフラー巻かなきゃ」と思う時期になると「木枯らし1号」は、毎年絶対に吹くものだと思っていました。そして日本全国のどこかで最初に吹いた「木枯らし」のことを「一号」って言うのだと勝手に解釈していました。
ところが!です。先日テレビを見ていてふと気になりました。「木枯らし1号、吹くか?」みたいな表現が放送されていたんです。ここはやっぱりささやん予報士に頼るしかない。と聞いてみたところ、衝撃の事実が!!…木枯らし一号って、毎年必ず吹くとは限らないのだそうです。皆さん、ご存知でしたか?
そもそも木枯らし1号とはなんぞや
木枯らし1号には定義があるんです。
- 冬型の気圧配置であること
つまり「西高東低」 - 北よりの風であること
ここいつも悩むんですが、要は「北から吹いてくる」風 - 最大風速8m/s以上であること
- 10月半ばから11月末までの間であること
※気象庁のサイトを見るとこのように書いてありましたが、諸説あるようです
なるほど。「木枯らし1号」となるには条件が必要だったんですね。つまり、この条件を満たさない場合は「木枯らし1号、今年は吹いてないです」ということになるのでしょうか。
ちなみに気象庁などのサイトで過去の記録を見てみると、1951年から2015年までで「木枯らし1号」が「発生せず」とされている年が4回ありました。
発表は「東京」と「大阪」のみ!
木枯らし1号の記録は「東京」と「大阪」しかありません。なので他のどんな地方で上記の条件がそろう風が吹いたとしても、それは「木枯らし1号」として発表されることがないんです。それって、なぜなんでしょう?そこで!ライフレンジャー編集部総力を挙げて調べてみたところ、このようなことがわかりました。
*もともと気象庁では「木枯らし1号」は扱っておらず、マスコミからのリクエストで発表がスタートした。気象庁でやってなかった=つまり「これ」という明確な判断基準も設定されておらず、発表が始まった当時は天気図で判断していた。
*上記に書いたような「定義」は、代々受け継がれて徐々に設定された。…というようなものなので、過去をたどることができる記録が東京と近畿(大阪)にしかなく、だから今のこのような状況になっている。
*木枯らしに関する体感は人それぞれバラバラで、基準を設定するのがとても難しく、気象関連各所の方々も胃の痛い思いをしていらっしゃるらしい。
ちなみに春一番は北海道・東北をのぞく全国各地で発表されていますが、この発表は「春一番が吹いたら突風が発生しやすくなるので、災害などには十分気をつけてください!」という啓蒙の意味が強いそうです。「やったー!春がきた~!」って意味じゃなかったんですね!これまたビックリです。
なにはともあれ、木枯らし1号が吹く時期になった、ということはこれから冬も本番です。風邪などひかないように皆さま気をつけてくださいね。
こんにちは。けいのっちです。
木枯らし1号のせいなのかは定かではありませんが、「気をつけてください」と言っておいて私は先日風邪をひいて熱を出してしまい会社をお休みしました。
急に寒くなり冬物のコートをすでに着ている寒がりな私ですが、おしゃれもしたい!ということで手首は萌え袖で、首はスヌードで、足首はショートブーツと靴下でカバーしています。皆さんも「3つの首」を暖める戦法、試してみませんか?