ビッグイベントが年始・年末に!2019年天体ショーの予定をご紹介!

年明け早々から流星群、部分日食と大きなイベントが展開されている2019年の天体ショー。今年はどのような1年になるのでしょうか?国立天文台のHPに掲載されている情報をもとに、ざっと一覧にまとめてみます。


1月
・しぶんぎ座流星群(4日頃)
・部分日食(6日)
2月
・2019年最大の満月(20日)
3月
・惑星と月の接近
4月
・4月こと座流星群(23日頃)
5月
・みずがめ座η(エータ)流星群(6日頃)
7月
・部分月食(月入帯食)(17日)
・みずがめ座δ(デルタ)南流星群(30日頃)
8月
・ペルセウス座流星群(13日頃)
9月
・中秋の名月(13日)
・2019年最小の満月(14日)
10月
・10月りゅう座流星群(9日頃)
・おうし座南流星群(10日頃)
・オリオン座流星群(22日頃)
11月
・おうし座北流星群(13日頃)
・しし座流星群(18日頃)
12月
・ふたご座流星群(15日頃)
・部分日食(日入帯食)(26日)


6月を忘れたわけではありません。トピックが見当たらなかっただけなのですが、ちょうどこの頃は梅雨空ですもんね。ちなみに日本では見られないので一覧には載せませんでしたが、1月21日には皆既月食がフィンランドで、7月3日には皆既日食がチリ・アルゼンチンで見られるようです。

■「皆既」と「金環」の違いってなに?

日食に関して「皆既日食」と「金環日食」と「部分日食」の3種類があるのですが、この「皆既食」と「金環食」の違いを明確に説明することができますか?

部分食…太陽の一部が月によって隠される。
皆既食…太陽の全てが月によって隠される。太陽に対して月のほうが大きく見える場合。
金環食…太陽のほうが月より大きく見えるため、月のまわりから太陽がはみ出して見える。

画像:国立天文台HP

つまり…皆既食だと、コロナを観察することができるんですね。

■日入帯食・月入帯食ってなあに?

上の一覧に「日入帯食」「月入帯食」という補足をつけさせていただきました。月食にしても日食にしても、最初から最後まで見ることができる、とは限りません。例えば月食の途中で月が沈んでしまう場合を月入帯食(げつにゅうたいしょく)と呼びます。太陽も同じように日食が終わらないまま沈む場合を日入帯食(にちにゅうたいしょく)と呼びます。
月食の途中で昇ってくる場合はそれぞれ月出帯食(げつしゅつたいしょく)、日出帯食(にちしゅつたいしょく)です。(※通常、月の出入りは月の中心で判定しますが、月食のときは必ず満月なのでこの月の出入りは月の上辺で判定します)

何かと天体に関する話題が多そうな2019年。ビッグイベントの夜はもちろん、夜空を見上げる機会を増やしていただけたらと思います。

(アール)