【NEWS】2019年、気象予報に新たな動きが!

2019年6月頃(予定)から、新たに「2週間気温予報」が提供されると発表がありました! 「2週間気温予報」!これはどのような予報になるのでしょうか。気象庁で発表された内容をまとめてみたいと思います。

■今ある情報について

まずは、ライフレンジャーはもちろん、テレビやネット、新聞などでも「天気予報」に触れる機会は毎日何度となくありますが、現在、気象庁で発表されている「天気や気象に関する情報」について、どんな種類のものがあるかご存知ですか?

現在、気象庁から発表されている予報を大きく分けると、短期の予報(天気予報・週間天気予報)と、長期の予報(季節予報)になります。

▼短期・週間天気予報と季節予報の違いは?
① 広い範囲をまとめて(○○地方)
② 数日以上の期間を平均した状態(○○日は、という言い方ではない)
③ 平年とのずれを予測
…平年と比べるとどうか?ということを、「低い(少ない)」「平年並み(同じくらい)」「高い(多い)」の3つの階級に分けて、確率的に予測

…中でも③に関しては「平年値」「確率」「傾向」「階級」「出現率」など、気象の勉強をした人でないと、すんなり結びつけて考えるのは難しいかもしれません。

天気予報と季節予報

画像:気象庁HP

さて、季節予報は以下のように発表されています。

・異常天候早期警戒情報(気温・降雪量/日本海側)
…毎週月曜・木曜に発表を検討(5~14日先)
※7日間平均気温が「かなり高い・低い」、冬季日本海側の7日間降雪量が「かなり多い」可能性が見込まれたときに発表

画像:気象庁HP

・1か月予報(気温・降水量・日照時間・降雪量/日本海側)
…毎週木曜日に発表(1か月)

・3か月予報(気温・降水量)
…毎月25日頃に発表

・暖候期(6~8月)予報(気温・降水量)
…毎年2月25日頃に発表

・寒候期(12~2月)予報(気温・降水量・降雪量/日本海側)
…毎年9月25日頃に発表

■新しく提供される情報(概要)

①2週間気温予報(2週間先の気温/5日平均)
…毎日、新規に発表
※気象庁では7日前から2週間先にかけての気温の推移(実況・府県予報・週間天気予報・2週間気温予報を一括表示)

②早期天候情報(気温・降雪量/日本海側)
…毎週月曜・木曜に、2週目に「かなりの高温(低温)」または冬季日本海側の「かなり多い降雪量」の可能性(30%以上)が見込まれたとき、その旨をプッシュ的にお知らせする

今年も気象ニュースの中で「異常」という言葉や文字が多く使われました。異常な暑さや寒さ(猛暑や寒波など)は、私達の生活に影響があるばかりではなく、産業界に関しても大きな影響を与えます。傾向や可能性が早めにわかるとなると、この情報はいろいろな場面で活用されそうですね。

ちなみにライフレンジャーでは現在10日先までの情報を掲載しています。こちらも是非ご活用ください!

(アール)