西〜東日本の各地で梅雨入りし、この週末から来週明けにかけては台風が日本に接近するなど、本格的な雨の季節になりました。北陸・東北地方の梅雨入りも平年並みか早くなる見通しで、全国的に大雨への備えが必要です。
また、梅雨寒となったり蒸し暑くなったりと体感温度が大きく変化する季節。気分が落ち込みやすい時期ですが、自分なりのリラックス方法を見つけて体調管理に努めましょう。
【各地の天候の見通し】
■北日本
上空の寒気やオホーツク海からの冷湿な北東気流の影響で、期間の前半(特に6月12日ごろからの1週間)は平年を下回る肌寒さとなる見込みです。農作物や体調管理にご注意ください。
また、降水量は北海道、東北地方ともに7月上旬にかけて平年並みになるとみられますが、日本海側では6月中旬は晴れて日差しの届く日が多い予想です。
(平年の梅雨入り:東北南部は6/12頃、東北北部は6/14頃)
■東日本
関東甲信地方と東海地方では7月上旬にかけて雨量が多く、特にこの週末から来週にかけては梅雨前線が活発化する影響で大雨や土砂災害などに注意が必要です。一方、北陸地方は前線の影響を受けにくく、雨量は平年並みか少ない予想です。
気温は北陸地方と関東甲信地方で期間の前半は平年並みか低くなる見込みですので、一枚羽織るものを用意しておくと良さそうです。
■西日本
近畿地方と中国地方は来週にかけて冷涼な空気が入る見込みですが、6月中旬ごろからは蒸し暑く感じる日が多くなる予想。四国地方と九州地方は平年並みか気温の高い状態が続くとみられます。
太平洋側では暖かく湿った空気が流れ込みやすく、短時間に降る強い雨に注意が必要です。
■沖縄・奄美
今年は梅雨入り後の雨量が極端に少なく、水不足が懸念されていますが、6月中旬にかけては曇りや雨の日が多くなる見込みです。ただ、沖縄・奄美地方の梅雨明けは平年より早くなるとみられ、いつも以上に節水への心がけが大切になります。
引き続き、夏の空気に覆われる見込みで、夜間も含めて熱中症に注意が必要です。風通しの良い服装でお過ごし下さい。
(平年の梅雨明け:沖縄は6/23頃、奄美は6/29頃)
(みやっち)