気温が高く、湿度も高くなってくると、増えてくる「蚊」。肌を出す季節でもあるし、蚊に刺された痕が残るのもイヤですよね。なんといっても痒いのが不快。かといって長袖を着続けるのもどうかと思うし、毎日虫除け剤を塗るのも面倒…。蚊の被害を極力なくすにはどうすればよいのでしょうか?
■蚊が好きなのは「極小」の水たまり
よく「水辺にいくと蚊が多い」と言われますが、これが結構「間違った常識」だったりします。例えばプールなどの“水の量が多くて明るい水場”や、川などのように“流れている水”には蚊は産卵をしないそう。じゃあ、蚊が好きなのはどんな場所?というと、“暗くて少ない水たまり”なんだそう。こういう場所は案外、庭や家の近くにあるんです。
例えば、
植木鉢の受け皿
自転車カバーのよれた部分
いかがですか? ちょっと身の回りを注意して見てみて下さい。蚊が大好きな「暗くて少ない」水たまり、思った以上にあちこちにありませんか?
いや、うちはそんなの無い!でもどうして蚊が多いんだろう?というあなた。少し足をのばしてみると、ありませんか?すぐ近くにこんな場所。
日陰になりがちな場所にあるマンホールのフタ
その他、外に置いてあるオモチャ、庭いじりの道具や廃タイヤなど、こんなところに…という小さな水たまりがたくさん。こうしたほんの少しの水たまりこそ、蚊が大好きな場所なんです。蚊の幼虫(ぼうふら)は大体10日間くらいで成長するそうで、わずかな水分があれば十分、とくれば、そりゃあ育ってしまいますよね。まずは、このようなほんの少しの水を見逃さない事が、蚊除け前段の「蚊を発生させない」対策です。
(アール)