【天体情報】3月に注目すべき、太陽系の中で一番小さい惑星

太陽系の惑星を太陽に近い順に「水金地火木…」と、唱えるようにして覚えた方も多いのではないでしょうか。太陽に一番近いのは水星です。水星は太陽系の中で最も小さい惑星で、月よりも少し大きいくらい、直径は地球の38%程度といわれています。
巨大な核を持ち、独自の磁場があるともいわれ、多くの謎に満ちた水星ですが、今後は探査機によってその謎が解明されることが予想されています。

▼なぜいま、水星に注目?
水星は太陽に近いために地球から観測できる時間がとても短くて見つけにくい惑星ですが、3月中旬に絶好の観測期間が到来!3月11日~20日にかけて下記のような条件が揃って、比較的見つけやすくなります。

・日の入り30分後は高度が10度を超える(東京)
・近くに金星が輝いていて目印になる

(画像:国立天文台HP)

▼観察するには
太陽が沈んだ直後、まずは地平線近くに光る金星を見つけましょう。西側にさえぎるものがない、開けた場所がお勧めです。金星を見つけたら、すこし右上辺りに少し控えめに輝いている水星を確認することができると思います。肉眼で探すより、双眼鏡などを使ったほうが見つけやすいと思いますが、くれぐれも太陽を見ないよう太陽が完全に沈んでから観察してください。

▼チャンスは3月20日頃まで!
天気の移り変わりが激しい時期ではありますが、ぜひ、空を見上げてみてください。地球から見て、惑星が太陽から最も離れて東側にあるとき(東方最大離角)の16日を過ぎると、水星は徐々に高度を下げ、金星は逆に高度を上げていきます。20日を過ぎると日を追うごとに水星を見つけるのが難しくなります。金星の明るさを頼りに水星を見つけられるわずかな期間を、どうかお見逃しなく!

(アール)