冬にしか見られない!「今が旬」の絶景といえば・・・

「絶景」ブームで世界各地のさまざまな「ものすごい景色・景観」が、それこそ1冊できれいにまとまって手軽に知ることができるようになりました。そこに行くまでの道のりがとても困難である、とか、その状況がやってくるタイミングが極めて少ない現象など、「絶景」には「ついに!」「ようやくたどり着いた!」といった特別感もかなり重要です。苦労が大きければ大きいほど「絶景度」もアップしますよね。

世界中にはもちろん、日本国内にも「絶景」は各地にありますが、この寒い時期やっぱり筆頭に上げておきたいのが「流氷」です。今年は特に「記録的な寒波」や「ウン十年ぶりの強烈な寒さ」など、流氷を見るチャンスとしては多そうですよね。

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流氷とは「海面を漂流する氷が見られる現象」ですが、日本でこれが見られるのは北海道のみ。ちなみに流氷(海氷)の観測・予報は網走気象台がおこなっています。

「絶景」を、どう観るか?

さて、では流氷をどのように見ればよいか?というとざっくり3つのパターンがありました。

  • 海岸に立って眺める
  • 船上から見る
  • 電車から眺める

どれもそれぞれに良さがありそうですが、ちょっと意外だったのが「電車から眺める」パターン。2016年で運行を廃止した「流氷ノロッコ号」に代わり、昨年から運行して人気を博しているのが「流氷物語号」。網走から知床斜里間を運行し、列車の窓から流氷を観光できる臨時列車で1日2往復、2018年は2月3日(土)~3月4日(日)まで運行しています。

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2月16日発表の「海氷予報」によると
<宗谷地方>
流氷は、猿払村から浜頓別町の海岸20km~30kmにある模様。また、枝幸町の海岸10km~20kmにあります。
流氷の動きは、16日は大きな変化はない見込みですが、17日は海岸に近づく見込みです。
<網走・紋別地方>
オホーツク海の流氷は、雄武町から湧別町の海岸10km~20kmにあり、10km以内にも散在しています。また、北見市常呂から知床半島の海岸では広い範囲で接岸しています
流氷は、16日は大きな変化はありませんが、17日は海岸に近づく見込みです。
<釧路・根室・十勝地方>
流氷は、羅臼町の海岸20km~40kmにあり、一部は国後島に接岸しています。また、国後水道から太平洋へ流出しています。
流氷は、16日は動きに大きな変化はありませんが、17日は西へ進み流氷の動きが激しくなるでしょう。

冬ならではの絶景を見るチャンスは今だけ!北海道の地方気象台の情報をチェックして、流氷を見に出かけるのもオツかもしれないですね。その場合はくれぐれも防寒対策を万全になさってください!

(アール)