【天体観測】満月の影響大!しぶんぎ座流星群、一番の観察ポイントは?

あけましておめでとうございます!今年も天体観測の情報をお伝えしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!

さて、年明け早々「しぶんぎ座流星群」が4日の未明から明け方にかけて極大を迎えます。2018年最大の満月(スーパームーン)の2日後、ということは月の影響を受ける可能性がとても大きいです。
しぶんぎ座流星群は、つい先日極大を迎えたふたご座流星群、8月のペルセウス座流星群とならぶ三大流星群のひとつとして有名です。しぶんぎは「四分儀」と書きますが、扇形をした計測器の一種で、天文観測に使われる道具でした。現在は存在していない「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」と呼ばれる星座から、この名称がついたとされています。

しぶんぎ座流星群の特徴として

・母天体には諸説あり、現時点では確定されていない
・流星の出現数にムラがある
・↑このため、どれくらい流れるか予想が難しい

以上のようなことが挙げられ、観測に慣れた人でも年によって観測できる個数に幅があるそう。しかも今回は満月の2日後という、流星群の観察にとってはあまり好ましくない条件でもあるので、いくつかコツを。

*満月を視野に入れないように見上げる
*北東方向を中心に広く見渡す
*見ごろは真夜中~翌朝6時頃まで

条件が悪いときでも、お天気がよければ希望は捨てずに!
4日未明は冬型の気圧配置が残るため山陰~北日本の日本海側で雨や雪となりますが
その他太平洋側のエリアを中心に星空が広がるでしょう。放射冷却で相当冷え込みますので、防寒対策は万全に!!

↑ 4日明け方頃の見えるかなMAP


あけましておめでとうございます!アールです。今年もよろしくお願いいたします!
2018年の天体情報コラムはしぶんぎ座流星群からのスタートです。スーパームーンのすぐ後だから、見えるかな~見えたらいいな~どうせ夜更かししているから頑張ってみるかな~。寒そうですので、防寒対策はしっかりとしてから空を見上げてくださいね!