今年もあとわずか。年越しの準備は整いましたか?
2017年の天体観測情報をお伝えしてきましたが、今回は年明け早々のビッグな、まさに「大きな」月の情報をお届けしたいと思います。
2017年最大の満月は12月の満月でしたが、2018年は年明け早々に「スーパームーン」です。ちなみに最も小さい満月は7月の満月ですが、大きさを比べるとこんな感じ。
(画像:国立天文台HP)
月の大きさ(見え方)は地球からの距離で変わります。
1月(2018年で一番近い月) 357,000km
7月(2018年で一番遠い月) 406,000km
数字が大きすぎてどれくらいの距離感か理解しづらいですよね。
1月2日の夜明け前、西の空を見ると(もちろん天気がよければですが)スーパームーンが沈むシーンを見ることができます。その後は東の空から太陽が。
ちなみに、元旦の夜には満月ではないけれどかなり近い距離の月が昇ります。太陽に関しては「初日の出」として特別な扱いですが、ぜひこの機会に「初月の出」も楽しんでいただけたらと思います。
さて、気になるお天気ですが…
日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となり、北陸から北の日本海側では雪雲がかかりますが、太平洋側の地域では観察できるでしょう。
雪雲が吹き抜ける東海・近畿・中国地方などでは雲の隙間からになる場所もあります。北西の冷たい風が強く吹くので、防寒対策はばっちり決めましょう。
こんにちは、アールです。今年もあとちょっと、あとわずか、あと…明日までです。2017年最大の満月!という話題をお届けして1ヶ月も経たないうちに、2018年最大の満月の話題です。「近寄ったり遠ざかったり」月と地球の距離を、いろんなことに当てはめてみたりして。ともあれスーパームーン、空からのお年玉(特大)をぜひ観賞したいですね。