9月6日に発生した太陽の黒点群の領域で発生する大規模な爆発現象「フレア」が大きな話題になりました。この現象で強い紫外線やX線、電波等が放射され、GPS機能などへの影響も懸念され、実際に影響があったことが報告されています。ちなみに太陽フレアは規模の大きさで5段階にクラス分けされており、今回発生したものは、一番大きな「X」クラスの規模でした。「X」クラスの太陽フレアは11年ぶりの観測となるそうです。
(画像はイメージです)
太陽フレアによって地磁気(地球が持つ磁性)の乱れが予測され、実際に大きな乱れが観測されたとのことで、下記のような報告が発表されています。
・GPSの誤差が通常より大きくなった
・活発なオーロラを観測(南極・昭和基地)
以前大きな太陽フレアが発生した際には、カナダで大規模な停電があったようですが、今回はそのような報告は今のところないようです。
太陽の活動は11年周期で変動しており、活発になったり弱まったりを繰り返しています。今は活動が弱い時期ですが、今回のフレアに関しては2008年から始まった11年周期の中で一番大きな規模といえるそう。
日本時間の9月11日午前0時半頃に発生した太陽フレアも「X」クラス級の大きなもので、ガスは12日の未明に地球に到達した模様です。今後の報道などにも注目したいと思います。
こんにちは、アールです。太陽フレア、私もドキドキしてしまいました!Twitter などでも、クスッと笑えるものからかなりびっくりなものまで、怪現象ツイートが飛び交っていましたが、何はともあれ今のところは大きな事故などが報告されていなくてほっとしています。もしかしてオーロラが意外と近くで見られたりして!?という期待は…ほどほどにしておきます。