江戸の夏の風物詩「隅田川花火大会」の壮大な歴史とは

隅田川花火大会の歴史は、1733年(享保18年)にさかのぼります。当時行われていた「水神祭」で花火を打ち上げられたのが、花火大会の歴史の幕開けです。ただその頃(江戸時代)は毎年開催されていたわけではありませんでした。
花火大会が開催されるようになったのは、1868年(明治元年)に久々に盛大に行われてから。第二次世界大戦や、他の様々な理由によって開催が途切れたりしたものの、戦争が終わって花火大会が復活してからは「日本一の花火を決めるコンクール」として花火大会が実施され、多くの人々を魅了しました。これが「全国花火コンクール大会」の第1回にあたり、その後コンクールと同じ日に「川開き大会」がスタートしたのです。多くの花火業者が参加し、さまざまな趣向を凝らして競演される花火大会が、やがて江戸の夏に無くてはならない行事となりました。

■大会の中止、そして復活!

終戦後の高度経済成長期を迎え、環境が著しく変化。これによって五寸玉の花火が使用できなくなるという規制がかかります。また、交通量の増大や建物の密集化、隅田川の汚染などにより、ついに1961年(昭和36年)の大会をもって花火大会が中止されるという事態に。

それから17年。浅草の観光協会を中心とした両国花火準備委員会が設けられ、1978年(昭和53年)7月29日「隅田川花火大会」と名前を変えて花火大会が復活しました。工場公害の規制が徹底したためか隅田川の浄化が進み、両国橋付近で花火の打ち上げが可能になり、大会実施の規制が厳しいながらも花火大会が開催される環境が戻ってきたのです。

■今年は記念すべき第40回!

隅田川花火大会は今年、開催40回を迎えます。これを記念して花火の玉数も22,000発。プログラムや開催時間は変更無しなので、時間内により多く(例年より約2,000発多い)の花火が打ち上がる予定です。
花火師さんはもちろん、たくさんの人々が花火大会に関わっています。思いはただひとつ・・・「花火を観る人に喜んでもらいたい」。
2013年、突然の雨(ゲリラ豪雨)により、花火大会開催数分後に中止を余儀なくされたことがありましたが、観覧していた人はもちろん、関係者の落胆は相当だったことでしょう。今年の隅田川花火大会が、予定通り無事に開催されますように!!

写真提供(全て):台東区


こんにちは、よねまめんです。
今回は隅田川花火大会についてまとめました。200年以上も歴史があるなんて、皆さんご存知でしたか?
隅田川花火大会の記念すべき40回目、いつも以上に豪華な花火を見られるとのことで私も会場に見にいく予定です!
花火がきれいに見える天気になるよう、今週はいつも以上に天気予報をチェックしたいと思います。