「おはしも・おかしも・おはしもて」避難訓練の標語、あなたは何と習った?

小学生の頃、避難訓練が近付くと「おはしも」といった標語を教えられた方も多いでしょう。この標語には「おはしも」だけではなく、「おかしも」や「おはしもて」など、複数の種類があることをご存知でしょうか。

阪神・淡路大震災以降、全国に広まった

地震

1995年1月17日、阪神・淡路大震災が発生。その後、消防庁は、小学校低学年の生徒を対象とした避難訓練用の標語「おはし(押さない・走らない・しゃべらない)」を、教育指導ガイドラインに掲載。それを契機に、この標語は全国の小学校で使用されることになりました。
現在、消防庁は「おはし」に一語を加えた「おはしも(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない)」または「おかしも(押さない・駆けない・しゃべらない・戻らない)」を推奨しており、東京都教育委員会も、それに倣って「おかしも」を採用しています。教育委員会や小学校、担当する教員によっても異なるものの、最近は「おはしも」にさらに一語を加えた「おはしもて(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない・低学年優先)」を採用する場合も増えているようです。
これらの標語、小学校低学年の生徒用とはいえ、避難時に重要となる事柄ばかり。すでに大人になった方も、頭の片隅に入れておきましょう。

※参考資料

総務省消防庁「チャレンジ! 防災48」
http://open.fdma.go.jp/e-college/bosai/all.pdf

総務省消防庁「年少者の防火教育指導ガイドライン案の例」
http://www.fdma.go.jp/html/new/bouka_edu3.html

東京都教育委員会「安全教育プログラム」
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/anzenkyoikuprogram/25anzenkyoikupro.pdf
SYNODOS「防災教育の最前線」
http://synodos.jp/fukkou/10522

 


こんにちは。けいのっちです。
keino_winter
熊本地震や年末には茨城の地震で都内も揺れましたね。
そんなときには小学生の初心に戻って、避難標語!
みなさんはどれで習いましたか?わたしは「おかしも」です。
押さない・駆けない・しゃべらない・戻らないまだ言えますよ!