夏場、あまりにも暑い日が続くと、全身の倦怠感や食欲不振など、夏バテの症状に見舞われることがあります。中には「夏バテのおかげで痩せた」と喜ぶ方もいるようですが、それはあくまでも栄養不足により痩せ衰えただけ。美容や健康の面から見れば、体は悲鳴を上げているかもしれません
夏バテの原因と対策
体内の水分や栄養が不足していたり、自律神経が乱れている場合は、夏バテに見舞われてしまいます。しかし逆に考えると、これらに注意を払えば、夏バテを解消することができるのです。
まず、意識的に水分を補給するようにしましょう。ただし、冷たい飲み物は胃腸に負担をかけるため、あまり飲み過ぎてはいけません。また、多量の糖分を含む飲み物は疲労の増加に繋がるため、やはり避けるべきです。
もちろん、食事にも気を配らなければなりません。たとえ食欲が落ちていても、朝昼晩、栄養のバランスを考えた食事を取りましょう。特に肉類や魚介類、豆類などに多く含まれるタンパク質、豚肉やウナギなどに多く含まれるビタミンB1、
ピーマン、ゴーヤなどに多く含まれるビタミンCが、夏バテの解消に効果的だと言われています。
そのほか、冷房の温度を28度前後と高めに設定したうえで、寒さを感じたら上着などを着用しましょう。それにより室内と屋外の温度差が小さくなるため、自律神経の乱れを防ぐことが可能です。
今後も夏バテの対策には手を抜かず、残り少なくなった夏を楽しみましょう。
※参考資料
全国健康保険協会「夏バテを防ぎ、元気に暑さを乗り切る!」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat510/h26/260801
日経トレンディネット「熱中症って結局なに? 夏バテの“負のスパイラル”対策は?」
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20120801/1042283/?P=6
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