冷房により過度に冷えた室内と、気温の高い屋外を行き来していると、体調が悪化してしまうことがあります。それは一般的に冷房病(クーラー病)と呼ばれており、女性を中心に多くの方が悩まされているはず。冷房病を予防したり、その症状を改善するためには、何らかの対策を立てなければなりません。
冷房病の症状と有効な対策
冷房病は自律神経の乱れにより発症するため、その症状は自律神経失調症とほとんど同じ。体の冷えやだるさ、腰痛、食欲不振、下痢、生理不順、肌荒れなど、さまざま症状に見舞われます。夏場に体調不良を感じたら、気付かないうちに冷房病を発症しているのかもしれません。
冷房病の予防や症状の改善には、室内と屋外の温度差を小さくするため、冷房の設定温度を低くしすぎないことが重要です。ただ、会社に勤めている方の多くは、冷房の設定温度を自由に変更できないでしょう。そんな場合は、上着を羽織ったり膝掛けを使用するなどして調整する必要があります。また、少しでも体を動かして、血行の促進を図るのも効果的。半身浴も血行の促進に繋がるので、時間に余裕がある日の入浴は、シャワーだけで済まさないようにしましょう。そのほか、意識的に温かい飲食物を取るようにして、体を冷やさないようにする配慮も必要です。
冷房に頼りがちな夏場。自律神経をいたわって、冷房病の予防や症状の改善に努めましょう。
※参考資料
東洋経済オンライン「男性も注意! 冷房病を防ぐ6つの生活改善」
http://toyokeizai.net/articles/-/80188
All About「肩こり・頭痛・腰痛の原因! クーラー病 予防・対策」
http://allabout.co.jp/gm/gc/302036/
gooヘルスケア「あなどらないで! 冷房病」
http://health.goo.ne.jp/column/healthy/h002/0059.html
富士火災「夏の健康管理の第一歩。冷房病に注意!」
http://www.fujikasai.co.jp/insurance/individual/medical/medical_c015.shtml