2017年の「春分の日」は3月20日。昼と夜の時間がちょうど半分ずつとなるのが、春分と秋分で「彼岸」などとも呼ばれています。「暑さ・寒さも彼岸まで」と言われたりしますが、夏や冬の厳しさが彼岸を境に緩和してくるといった意味の言葉でしょう。
昼と夜がちょうど半分ずつ、つまり太陽に当たっている時間が同じというこの2つの日の平均気温がどのようになっているのか調べてみました!※ここでいう平年値とは、1981~2010年の30年間の観測値の平均をもとに算出しています。
平均気温データ(東京地方)
春分の日:3月20日・21日/秋分の日:9月22日・23日
(データ参考:気象庁HP)
このデータを見る限り、なんと!春分と秋分では10度以上の気温差があることがわかります。これって、温暖化の影響も少なからずあるのでは?夏がどんどん過酷になり残暑も厳しくなっているせいなのか? ということで東京地方の9月23日の日平均・最高気温・最低気温を見たところ、1875年~2016年までに気温が全体的に高くなっていることがわかりました。けれど3月23日の同じデータを見るとこちらもやはり全体的に高くなっていることが判明。
同じように昼間と夜間が半分ずつなのに、気温がこんなに違っていたとは。春分と秋分は、冬から春、夏から秋への切りかわり時で気温も同じくらいなのかと思いこんでいました。…でも3月に半そでを着ていた記憶はないかな~、そういえば。
「彼岸」の言葉は「向こう岸、対岸」。今いるところ(現世)の向こう側、なんて意味もあったのですね。一説によると「辛い時期ももうすぐ終わるから、諦めずにあと少しだけ耐えて頑張れ」という意味もあるとか。春分から彼岸の話に広がってしまいましたが、人生、楽ありゃ苦もあり…暑さ・寒さとも上手につきあって、四季を存分に楽しみたいですね。
(2017/03/20 12:00更新)
こんにちは、アールです。子どもの頃、彼岸はお墓参りと決まっていました。水差しの水を替えたりお線香を立てたり、手伝いを頑張って帰ってきたら祖母が手作りのぼたもち(おはぎ)を作ってくれていたことを思い出します。