水の確保は非常に重要‥!
飲料用のほか、洗濯や歯磨きなど‥避難生活において水の確保は最優先で考えなければならないことのひとつです。
さらには被災時、場合によっては避難所や車中において窮屈なスペースですごさなければならず、【エコノミークラス症候群】などの病気につながるケースもしばしば見られます。
積極的な水分補給はこうしたエコノミークラス症候群の予防にも重要と考えられています。
■「え!こんなに?!」ひとりが一日に必要な水の量
体重などによって異なりますが、成人男性の場合、普通に生活をしているだけでも一日に約2.5リットルの水分が失われていると言われています。食事によって摂取できる水分や体内で作られる水分は約1.3リットル。このため、約1.2リットルは意識をして水分をとらないと、水不足により健康に大きな影響が出てしまいます。
(厚生労働省「健康のために水を飲もう講座」参照)
■給水車が来た!用意しておくものはコレ!
水を確保する方法はさまざまです。お鍋ややかん等の調理器具のほか、ペットボトルの空き容器なども有効な手段ではありますが、生活に必要な水を一度に確保するためにはポリ容器がお勧め。
もしもポリ容器がない場合はこのような方法で、簡易版の容器を作ることも可能です。
震災後、雨の日は二次災害の危険も‥
地震発生後、しばらくは二次的な災害発生の危険があります。特に雨の日は地震で緩んだ地盤が崩れる土砂災害の発生危険度が非常に高まります。
山沿いの地域では土石流などの大規模災害につながることもありますが、実は都市部でも注意しなければなりません。
たくやくんは危険を未然に回避する行動をとっていますが、地震直後は土手や道路脇のちょっとした斜面などでも崩落・落石などの危険があります。自分の生活範囲内で、そうした危険箇所があるかどうかは事前に把握しておく必要がありますね。
遠回りになったとしても、地震直後はちょっとした斜面なども通るのは避け、二次的災害から身を守りましょう。また、雨の日に水を運ぶ場合は、たくやくんのようにレインコートやリュックなどで、両手がふさがらないようにすることが大切です。