たくやくんのサバイバル塾⑥「頼りになる!災害用伝言ダイヤル」

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知っておきたい重要知識
東日本大震災が発生した際、震源地に近い東北地方だけでなく、国内の広範囲に渡って、電話が繋がりにくくなるといった事態になりました。「よりによってこんな時に・・・」と、気をもまれた方も多いことでしょう。また、その時初めて「災害用伝言ダイヤル」のことを知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「知っているけど使ったことはない」が圧倒多数
編集部で「災害用伝言ダイヤル」について調査したところ、557人中最も多かったのが「知っているが、使ったことはない人:430人」でした。「知っていて使ったことがある人:91人」「知らない人:36人」という数字が出ています。その時の状態や状況によって必要だった、必要でなかった、という差はあると思われますが、「知っているが、使ったことはない人」からは、いざというときに使い方がよくわからない、という回答が多く寄せられました。


■練習できる!? 災害用伝言ダイヤルの使い方

災害用伝言ダイヤルってそもそもなんなの?どんな仕組み?「災害用伝言ダイヤル」に電話すると伝言を録音・再生できるしくみ、なのですが、下記の図をご覧ください。

NTT東日本 災害用伝言ダイヤル(171)概要とご提供のしくみより抜粋

 

【伝言を残す、伝言を確認する】
「171」を押して、利用ガイダンスに沿って伝言の録音、再生が出来ます。録音は30秒以内まで可能です。利用ガイダンスに沿って伝言を残す、確認することが可能です。利用にあたり、「電話番号」の入力が必須となります。伝言を残したい・確認したい方々の電話番号を事前に把握しておくことも災害用伝言ダイヤルを使うときに大切です。


 

■「体験日」を利用して事前に体験もできる

「災害用伝言ダイヤル」には、体験利用提供日があります。

【体験日】
・毎月1日,15日 00:00~24:00
・正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
・防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
・防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)

※さらに詳細を確認する場合は、こちら(外部ページに遷移します)

災害用伝言ダイヤルの存在は知っていても、いざ!というとき使えない・・・なんてことにならないよう、事前に練習をしておくと良いかもしれませんね。
ご家族と一緒にメッセージの残し方や確認の方法を試して、家族が離れ離れになった時でも各自がメッセージを残す方法を把握できるようになっていただければと思います。


■頼りになる「公衆電話」

「災害用伝言ダイヤル」は各通信事業者の電話、携帯電話、PHSからも利用が可能ですが、いつどんな状態で震災に遭うかわかりません。携帯電話の場合は充電に気をつけることも大事ですが、いざというときに頼りになる「公衆電話」の存在もチェックしておくとよいのではないでしょうか。「え!公衆電話なんてどこにあったっけ?」というあなた、「ライフレンジャー」は、公衆電話、現在地から避難所までの経路などが一目で確認できて便利です!
※災害情報の中にある東名阪帰宅支援マップから確認が出来ます。

避難所マップ

受話器マークは公衆電話、人型マークは避難所の場所を示しています


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災害用伝言ダイヤルは、防災週間の今こそ、練習するよい機会です。私も災害用伝言ダイヤルという仕組みは知っていたのですが、実際に体験する機会がありませんでした。今回、体験利用期間に実際にかけて練習をしてみたのですが、ガイダンスに沿ってダイヤルをするだけで伝言の録音・再生ができとても簡単でした。皆様も、ご家族と一緒に体験利用期間に災害用伝言ダイヤルをつかってみてはいかがでしょうか?