今年に入って2度も「ドカ雪で立ち往生」のニュースが流れた鳥取県。広島でも1883年(明治16年)の統計開始以来歴代3位の大雪。んん?中国地方でなにかが起こっている・・・ということで今回の「ライバル対決」は中国地方に注目してみました!
中国地方の日本海側に位置する2つの県「鳥取(鳥取市)と島根(松江市)」。気象の観点から、やや強引にライバル関係として対決させてみちゃいました。そうです、テーマは「雪」です。(山口県も北部は日本海側に面している!というお声も聞こえてきそうですが、今回は鳥取・島根に限らせていただきます。あらかじめご了承ください)
気象データで見る各地の雪の特徴比較
↓気になる結果はこうなりました。
単位:cm
■ 冬の積雪量(多い年) winner 鳥取市
1日の最大降雪量は松江市の方がややリードしたものの、相対的にみると鳥取県が圧勝。多い年は545cmの降雪量!雪が多いイメージの山形市(545cm)や新潟市(422cm)に引けを取らないどころか、むしろ勝ってしまいそうなほど。
—勝因は?
冬型の気圧配置が強まったときに、同じ地域に連続して雪が降り続けることがあり、その雪雲の塊をJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ぶことがあります。このJPCZの影響を受けやすい代表的な地点のひとつに鳥取県も含まれていることが、要因のひとつとして挙げられます。また、中国地方でも有数の積雪を観測するアメダス【大山(だいせん)】を有する鳥取県。大山アメダスがあるのは標高875mで、中国地方で最も高い山がこの大山。平地だけでなく、山での雪の多さでも鳥取が一歩リードかも。
(2017/2/20 12:00更新)
こんにちは、ささやんです。今回は「雪の量」に注目してみましたが、日本列島がそもそも50%の割合で「豪雪地帯」だってこと、ご存知でしたか?ちょっと意外?それにしても半分近くが豪雪地帯、って・・・日本って国はまさしく「雪国」なんですね。