気温と湿度でカタチが違う!雪の結晶を見てみよう

このところニュースなどでよく耳にする「南岸低気圧」。この低気圧が近づくと、関東でも雪が降るかどうか判断材料のひとつといわれています。
そんな雪を、じっくり見た経験がある方ははいらっしゃるでしょうか。ひらひらと舞い落ちる雪、ぼたぼたっとした大きなもの、雨に混じって降る小さな霧のような雪。塊に見える雪もひとつひとつを見ると美しいカタチをしています。そして、そのカタチがどのようになるかは、気象条件と深いかかわりがあるんです。


■形を決めるのは、上空の「気温」と「水蒸気量」

雪、といえば六角形のアレですよね、となんとなく頭にイメージが浮かびませんか? クリスマスシーズンなどに良く見かけます。このカタチは分類では「樹枝状結晶」といわれています。
雪の結晶は「気温」×「水蒸気量」の影響でたくさんのパターンがあり、そのときの気象条件によって形が変わるので、同じ結晶は二度と見ることができません。雪の結晶一粒、一期一会の出会いかもしれませんね。
結晶の形で上空の大気状態を把握できることから、「雪は天から送られた手紙である」(中谷宇吉郎氏)という言葉があるほど。


■こんなに違う!雪の結晶の形状

気温と水蒸気量の違いだけでこんなにも形状が変わるとは驚きです。

Snow crystal_1

▲樹枝状結晶

Snow crystal_2

▲角柱結晶


■美しい結晶を観測&残すには?

*雪を観察してみよう!
・降ってくる雪をキャッチしてルーペ(虫眼鏡)で観察
・雪を観察するときは、黒・青など暗い(濃い)色の布・生地などですると形がわかりやすい(濃い目・暗めの色の傘などでもOK)

*スマホで撮影

・背景は黒や青の生地や傘等を外で冷やして雪をキャッチ
(可能なら事前に布などを冷やすことで、雪が溶けるのを少し遅らせることができます)
・スマートフォンなどで撮影(接写モードがおススメです)
・どれくらいのサイズか記録するなら、ものさしや比較対象のものと一緒に撮影すると、よりわかりやすい

(2017/2/13 12:00更新)


kiyoshima_winter

こんにちは。キヨです。雪の結晶はまさに自然美!見ているだけで心が癒されます。雪の結晶はスマートフォンと背景が黒か青の生地があれば簡単に撮影できるとのこと。雪の降るチャンスがあるときに撮影してみたいと思います。皆様もぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?