7日(水)に立冬を迎えて暦上の季節は冬に入りましたが、季節の足踏み状態は続き、北海道ではいまだ初雪が観測されず。稚内では1990年に観測された初雪の最遅記録(11月10日)を更新しそうです。
向こう1ヶ月も全国的に高温傾向が予想されていますが、11月下旬ごろからはこれまでに比べると気温が低い傾向で、季節の歩みは少し加速しそうです。今回は12月上旬までの向こう1ヶ月の天候の傾向をお伝えします。
▼平均気温の傾向(11/10~12/9)
▼降水量の傾向(11/10~12/9)
■北日本
来週にかけては気温がかなり高くなる見込みです。また、期間のはじめは気圧の谷や前線の影響で雨の降るところが多いでしょう。
その後は冬型の気圧配置は平年より弱く、寒気の影響を受けにくいため、日本海側は平年に比べて曇りや雪または雨の日が少ない見込みです。一方、太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
■東・西日本
暖かい空気に覆われやすく、11月中旬にかけては平年より気温は高い見込みです。また、太平洋側は期間を通して平年と同様に晴れの日が多いでしょう。一方、日本海側は平年と同様に曇りや雨の日が多いですが、2週目(17~23日)は平年に比べて寒気の影響を受けにくく、晴れの日が多い見込みです。
■沖縄・奄美
暖かい空気に覆われやすく、11月中旬にかけては平年より気温は高い見込みです。また、高気圧に覆われやすく降水量は平年並みか少ないでしょう。天気は数日の周期で変化し、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
(みやっち)