8月23日(木)に二十四節気の「処暑」を迎え、暦の上では暑さがおさまる頃なのですが、台風が持ち込んだ暖かな空気とフェーン現象の影響で、今週は日本海側を中心に猛暑となり、新潟県内では観測史上初の40℃超え。この週末もあちらこちらで35℃以上の猛暑日になっています。この厳しい残暑はいつまで続くのでしょうか?今回は秋分の日(9/23)前までの天候の傾向をお伝えします。
▼平均気温の傾向 (8/25-9/21)
西日本や東日本は9月上旬にかけて暑さが残る見通しで、特に関東地方は高温に注意が必要です。一方、北海道の北側には秋の空気が控えており、北海道ではオホーツク海側を中心に8月末にかけて平年を下回る肌寒さになる見込みです。9月中旬以降は西・東日本にも涼しい空気が入り始め、北海道や沖縄・奄美地方も含め、全国的にほぼ平年並みの気温に落ち着き、秋らしくなる見込みです。
▼降水量の傾向 (8/25-9/21)
北日本は気圧の谷の影響を受け、向こう1ヶ月は曇りや雨の日が多く、西日本の日本海側も期間の前半を中心に前線や湿った空気の影響を受けやすく平年より降水量は多くなる見通しです。そのほかの地域も8月末にかけては湿った空気が流れ込む影響で雲の広がる日もありますが、期間後半は前半よりも晴れる日が多くなりそうです。
台風シーズンはまだまだ続きますので、いつ台風が接近しても対応できるよう普段からの備えをお願いします。
▼2014年以降の台風発生数(月別)
※2018年8月24日現在
(みやっち)