今年は残暑も厳しいの?? 台風にも注意!!

記録的な猛暑に見舞われている今年の夏ですが、向こう1ケ月(8月4日~9月3日)も西~東日本は暖かい空気に覆われやすく、特に期間前半(お盆にかけて)は強い日差しが照りつけ、35℃以上の猛暑日が続くところもある見込みです。

▼平均気温 の傾向 (8/4~9/3)

東北地方も期間前半は晴れて平年より気温の高い状態が続く見込みで、沖縄・奄美地方は期間を通して晴れる日が多く、平年並みの気温が続くとみられます。
一方、北海道はオホーツク海高気圧の張り出しや気圧の谷の影響で、向こう1ヶ月は雲が広がりやすく極端な暑さはおさまる見込みです。

来週の8月7日(火)からは秋の気配を感じ始める頃「立秋」を迎えますが、この猛暑ではピンときませんね。まだまだ厳しい暑さが続く見込みですので、熱中症に気をつけて水分や塩分をこまめにとり、適切に冷房を使用しましょう。

▼降水量の傾向 (8/4~9/3)

向こう1ヶ月の降水量は全国的に平年並みとなる見込みですが、雨の降り方には注意が必要です。

オホーツク海高気圧(冷湿な空気)と太平洋高気圧(蒸し暑い空気)との境界付近で前線が発生しやすくなり、北日本では雨がまとまって降る可能性があります。
また、西・東日本では太平洋高気圧の勢力が弱まる時期があり、湿った空気が日本付近に流れ込みやすくなるため、局地的に激しい雷雨となる可能性があります。
さらに、きょう3日(金)、小笠原諸島の南鳥島付近で発生した台風13号は今後発達しながら北寄りに進路をとるとみられ、来週にかけて日本に近づくおそれがあります。今後の台風情報にご留意ください。

▼2014年以降の台風発生数(月別)
※2018年8月3日現在

(みやっち)

ABOUTこの記事をかいた人

そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。