季節進み 南北で寒暖差大

きのう(31)は南岸低気圧の通過で関東甲信地方も広い範囲で雨や雪となり、山梨県河口湖で14cm、茨城県水戸で3cmの積雪。東京は16日ぶりに降水(15.5ミリ)を観測し、記録的少雨は回避されました。この先、南から暖かな空気が流れ込み、本州付近を低気圧や前線が通過しやすくなる見込みです。そのため、2月は太平洋側も平年並みの降水量になると予想されています。

降水量の傾向(2/2~3/1)

さて、23()は節分(今年の恵方は東北東とのこと)、翌4()は「立春」でこの日から季節は春となります。また、中国などアジア諸国は5()に旧正月にあたる春節を迎えます。

最新の1ヶ月予報によると沖縄と西・東日本は2月は平年より気温が高くなる予想で、季節の歩みを感じられそうです。一方、北日本は寒気が周期的に流れ込むため、2月中頃にかけては厳しい寒さが続く見通し。日本海側を中心に大雪や猛吹雪となる日もある見込みです。ただ、西・東日本の太平洋側も南岸低気圧の通過と寒気南下のタイミングが重なれば降雪となる可能性もありますので油断は禁物です。

平均気温の傾向(2/2~3/1)

(みやっち)

ABOUTこの記事をかいた人

そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。