寒中も暖冬続く 沖縄は4〜5月並みの暑さ

きょう(11)は東シナ海を進む低気圧や前線に向かって暖かな空気が流れ込んだ影響で、沖縄で45月並みの暑さとなり、竹富町の志多阿原27.9℃と波照間27.7、宮古島の鏡原26.8℃でそれぞれ1月としての最高気温の記録を更新しました。また、今週は宮古島と那覇で平年より89日早くヒカンザクラが開花しました。

寒中のお見舞いを申し上げる時期ではありますが、この冬は平年に比べて寒さが緩く沖縄・奄美地方と西日本を中心とした暖冬傾向は1月下旬にかけても続く見通しで、近畿北部や山陰地方の降雪量はこの先1ヶ月も平年より少ない見込みです。

平均気温の傾向(1/12~2/11)

一方、北日本は冬型気圧配置や寒気の影響を受け、日本海側は平年同様に雪や雨の降る日が多く、太平洋側も気圧の谷の影響で晴れる時間が短くなりそうです。日照不足による農作物の管理などにご注意ください。

降水量の傾向(1/12~2/11)

西〜東日本の太平洋側は晴れる日が多い見込みですが、関東地方は来週にかけては気圧の谷の影響を受け、雲が広がりやすいでしょう。沖縄・奄美地方では向こう1ヶ月も雨や曇りの日が多い見込みです。

(みやっち)

ABOUTこの記事をかいた人

そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。