8月下旬はまだ暑い・・9月に入ると??

お盆期間中は突然の雷雨や大雨で天気に振り回されてしまいましたね。
きょう(17日)は北から涼しく乾いた空気を持った高気圧が下りてきたため、西・東日本は久しぶりに安定した青空が広がりました。また、北海道の上空には寒気が流れ込み、大雪山系の黒岳(標高1984m)で平年より1ケ月ほど早く初雪が観測されました。

夏休みは後半に入っていますが、宿題は順調に進んでおりますでしょうか?? 宿題よりも大切なことがあるよねーとボソッとつぶやきながら、今回は9月中旬ごろまでの天候の傾向をお伝えします。

平均気温の傾向 (8月18日~9月17日)

秋に向かって少しずつ気温が下がってくる頃ではありますが、日本の南東海上に中心を持つ太平洋高気圧の勢力は健在で、8月下旬は九州~東北地方は平年よりかなり気温が高くなる見込みです。西日本や東日本は35℃以上の猛暑日になるところもありそうですので、熱中症にはくれぐれもご注意ください。9月に入ると太平洋高気圧の勢力が衰え始め、暑さは次第におさまる見通しです。秋服の準備もそろそろですね。

▼降水量の傾向 (8月18日~9月17日)

沖縄・奄美地方と西日本太平洋側は高気圧の縁を回る湿った空気や台風の接近に伴い、特に8月下旬の降水量が多くなる見込みです。台風19号は来週前半にも西日本に接近するとみられますので、早めに備えましょう。9月は高気圧に覆われ、日差しの届く日が多くなりそうです。

また、北日本は気圧の谷が周期的に通過し、秋雨前線の影響も受けやすくなるため、向こう1ケ月の降水量は平年より多くなる見込みです。

9月以降は太平洋高気圧が日本の南に下がり、高気圧と低気圧が交互に日本付近を通過する秋の天気パターンに変わってきそうです。

(みやっち)

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そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。