強い勢力の台風12号は日本の南海上を発達しながら北上し、進路を次第に西よりに変える見込みで、今夜は東海沖に達し、日付が変わるころには東海地方に上陸するおそれがあります。
台風中心付近には発達した雨雲を伴っているため、東海・関東地方ではきょう午後は雨と風が非常に強まる見込みで、交通機関に乱れが生じる可能性があります。強い勢力で暴風域を伴って接近するため、暴風や高波(+高潮)にも警戒が必要です。
あすは台風は西日本を西向きに進みます。台風本体の雨雲がかかると1時間50mmの激しい雨となるおそれがありますので、特に先日の大雨で被害が出た地域は二次災害に十分警戒して下さい。
先日の西日本豪雨も過去前例をみない梅雨末期大雨のタイプ、そして国内最高気温記録を塗り替えた前例なき酷暑…と異常づくめの夏になっていますが、この台風も変わり者で、南海上の寒冷渦に沿って反時計まわりに回るように(通常は太平洋高気圧の縁を時計回り)、そして夏の高気圧に北上を抑え込まれる形で、2016年8月末に岩手県に上陸した台風10号以来、今まで見たことのない特異なコースをたどる見込みです。
◆台風12号のポイント
前例の少ないコース取り 想定外の災害に注意
関東・東海は夕方から雨風非常に強まる
西日本の豪雨被災地もあすは激しい雨に警戒
前例の少ないコース取り 想定外の災害に注意
関東・東海は夕方から雨風非常に強まる
西日本の豪雨被災地もあすは激しい雨に警戒
※PCから閲覧の方はTOPページへ遷移します。