関東甲信 凍結やスリップにご注意!

南岸低気圧の通過に伴い、関東甲信地方や東北太平洋側では、2014年2月以来の大雪となりました。
寒気の滞留により気温が低下が早かったため、予想を上回る降雪量となり、鉄道各路線の運休やターミナル駅の入場規制等により首都圏では帰宅の足を直撃する形となりました。

■各地の最深積雪
前橋…29cm、宇都宮…27cm
東京都心…23cm、水戸…19cm
さいたま…19cm、横浜…18cm

昨夜の横浜市内

きょうは天気は回復して、日中は気温も持ち直しますが、朝晩は放射冷却で氷点下の冷え込みとなります。路面の凍結による転倒、スリップの事故は積雪の翌日以降に多発しますので、足元や運転には十分にご注意ください。日中気温が上がると、足元はべちゃべちゃになり、屋根や電線からの落雪や水滴にも気を付けましょう。また鉄道各線も乱れが残っていますので、時間には十分に余裕をもってお出かけください
さらに、最強クラスの寒波が来襲してあす以降冷え込みが強まるため、日陰の雪や凍結の危険は週末までしぶとく残りそうです

きょうの留意事項(23日)
東北日本海側
北陸
大雪による交通障害
風雪による視程障害や高波
関東甲信 路面凍結によるスリップや転倒
屋根や電線からの落雪や水滴

特に午前中の交通機関の乱れ

がんちゃんです。
東京はこれほどの大雪になるとは正直思ってもみませんでしたが、あす、あさってと最強寒波襲来でしぶとく雪が残りそうなので、凍った路面でのスリップや転倒には一層気を付けましょう。1994年リレハンメル、2014年ソチ、2018年ピョンチャン、冬季五輪の年に関東は大雪になる不思議…

ABOUTこの記事をかいた人

“季節を五感で生きる予報士”
カメラで雲や風景などをおさめるのが日課。
春はお花見、夏は登山、秋は紅葉、冬はスノボ三昧!(まれに骨折あり)
研究対象は積乱雲で、気象庁の竜巻突風予測情報検討会の委員を歴任。
どんなに寒くてもコートを着ない薄着志向。