四国の山地で大雪おそれ 関東は?

先週ほどではないですが、寒気が居座り寒い日が続いてますね。
気象庁からは異常天候早期警戒情報が出ていて、来週は強い寒気によりまた厳しい寒さになりそうです。

さて、あすは本州の南海上を低気圧が進む「南岸低気圧」がやってきます。太平洋側に雪を降らせるアレです。
あす日中は四国の山間部を中心に大雪となり、平野部でも積もるおそれがあります。

降雪に伴う防災事項(~1日夜)
エリア 降雪量 ピーク
四国 山地15cm、平地10cm あす午前
近畿
中・南部
山地10cm、平地1~3cm あす日中

路地裏に先日の雪が凍りついて残っている関東地方は、金曜日あさにかけての降雪が気になります。今回は低気圧はあまり発達せず陸地から離れて通るため、雨雲自体が陸地にあまりかからず、寒気の引き込みも弱いため、先週のような雪にはならない見込みです。ただ、気温が低い夜間ということで関東南部は朝方うっすら積もる可能性はあり、念のため金曜日のあさは時間に余裕をもってお出かけください。また、日中は底冷えとなりますのでご用心ください。

※この南岸低気圧とは別に、土曜日にかけては関東付近で別の低気圧が発生する予測が出ていて、こちらの影響で茨城や千葉など東部沿岸部ほど雨や雪がしっかり降る可能性があります。

今回はCコースの見込み

◆天気の見通しポイント
あすは西日本の山地で大雪注意
関東甲信 南岸低気圧の影響は少なめ
別の低気圧で土曜日にかけて雨雪の可能性


がんちゃんです。
この異常な寒さのせいか、インフルエンザの患者数が過去最高レベルとなり各地で猛威を振るっています。マスクで防御するには限界もありますので加湿と保温、栄養と睡眠で免疫力を高めましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

“季節を五感で生きる予報士”
カメラで雲や風景などをおさめるのが日課。
春はお花見、夏は登山、秋は紅葉、冬はスノボ三昧!(まれに骨折あり)
研究対象は積乱雲で、気象庁の竜巻突風予測情報検討会の委員を歴任。
どんなに寒くてもコートを着ない薄着志向。