超大型台風直撃 雨風ピークは?

沖縄の南東海上を北上中の台風21号は超大型で非常に強い勢力に発達。雨・風ともに歴代の台風にも見劣りしないかなり危険なポテンシャルを伴っています。今後は進路をやや東寄りに変えてスピードアップし、月曜日朝には東海~関東地方の太平洋沿岸に上陸する可能性が高くなっています。
特に週明け月曜日は近畿~東北を中心に広範囲で大荒れの天気となり、交通機関にもかなり大きな影響が見込まれますので、ご予定の変更や早めの備えが必要です。
秋雨前線の活発化で台風接近前の日曜日から雨脚が強まるため、各地で記録的な大雨となるおそれがあります。

太平洋高気圧の縁を進むコース

各地の雨風のピーク時間帯

◆台風21号のポイント
秋雨前線+台風本体=二段階のW大雨
超大型化、広範囲で強い風と高波
強い勢力で日本に近づきスピードアップ

【大雨】
日曜日は秋雨前線が活発化し、東~西日本の広い範囲で大雨となる見込み。
月曜日は台風本体の雨雲がかかり猛烈な雨のところも。

【暴風】
沖縄・奄美は土曜日から、九州~四国では日曜日から次第に風が強まる。
月曜日朝は関東、東海を中心に暴風となり、交通機関に大きな影響が懸念。

【高波】
沖縄・奄美ではすでに9mを超える大しけに。
西日本の太平洋側も、日曜日は9mの高波とうねりに警戒。

↑ 23日(月曜日)09時の雨域予想




がんちゃんです。

夏の名残と冬の進出の攻防が激しくて秋雨の影響が長引いていますが、台風の接近によりこの週末はまた雨のトンネルに入ってしまいそうです。選挙日も足元が悪くなりそうですが、特に月曜日は雨風のピークで大荒れとなりそうで、このコースとアングルでいきますと、関東首都圏では雨はむしろ前日に多く降り、月曜日朝の通勤通学時は南風の暴風が凄まじいことになりそうです。昼前にはおさまりますので暴風時には無理な外出は控えましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

“季節を五感で生きる予報士”
カメラで雲や風景などをおさめるのが日課。
春はお花見、夏は登山、秋は紅葉、冬はスノボ三昧!(まれに骨折あり)
研究対象は積乱雲で、気象庁の竜巻突風予測情報検討会の委員を歴任。
どんなに寒くてもコートを着ない薄着志向。