週末は天気下り坂 12月並み寒気南下

けさ(15日)は各地で今季一番の冷え込みとなり、東京都心も8.7℃と今季初の一桁。北海道室蘭市と栃木県宇都宮市で初霜が観測され、山梨県甲府市で初氷が観測されました。きのうは北海道の稚内、旭川、網走でようやく初雪の便りが届き、季節前進です。

きょう15日(木)は大陸から高気圧が張り出し、太平洋側は朝から快晴。日本海側も午後は晴れ間が広がるでしょう。日本付近はあすにかけても高気圧圏内で晴れるところが多いですが、週末は低気圧や前線の通過で全国的に天気が崩れそうです。あす金曜日にかけての日差しを有効に活用してくださいね。

▼16日(金)21時の予想天気図

北日本はあす午後から土曜日にかけて寒冷前線が通過するため、雷を伴ってザッと雨脚の強まる時間帯があるでしょう。前線通過後は12月上旬並みの寒気が流れ込み、土曜日は平地で雪を降らせる目安の寒気が東北北部まで南下する見込みです。標高の高いところを中心に北海道の平野部でも雪が積もったり、路面が凍結する可能性がありますので、路面状態の悪化にご注意ください。

▼17日(土)21時の予想天気図

また、西日本や沖縄も前線や低気圧の接近であす午後は西から雲が広がり、九州地方は昼過ぎから雨が降り出す見込みです。17日(土)は西日本の太平洋沿岸部を中心に傘の出番となるでしょう。夕方以降は東日本にも雨雲が広がり、関東地方は18日(日)にかけてスッキリしない天気が続く見込みです。西日本は日曜日の日中は日差しが戻りますが、夜になると再び西から天気が崩れるでしょう。

週末以降は周期的に寒気が流れ込むようになり、空気はさらに冷たくなります。また、晴れる日は空気が乾燥しますのでお肌と喉に潤いを与え、風邪などひかないよう体調管理に気をつけましょう。

▼各地の予想気温

(みやっち)

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そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。