【昨日23日の状況】
昨日は西日本を中心に寒波の影響を強く受け、沖縄や九州~近畿地方では、気温が今冬一番低く、積雪が最も多かった地点が続出しました。
日中の最高気温が最低になった主な都市は、大阪4度8分(平年より4度3分低い)、福岡5度2分(同4度3分低い)、長崎4度4分(同5度5分低い)、鹿児島7度4分(同5度低い)、那覇16度6分(同2度6分低い)でした。また、日最深積雪も中国~近畿の日本海側では、鳥取県大山では204センチを観測し、前日22日との積雪差が95センチで1月としては過去一番多く、通年でも2番目に多い記録になりました。その他の地点でも20~60センチ積もり、松江で30センチ、鳥取で43センチ、舞鶴で41センチなど今冬最多の積雪を観測し、福岡で2センチ、長崎で1センチと今冬、初めて積雪を観測しました。熊本県や鹿児島県の山間部でも積雪の所があります。
【今日24日の天気】
今朝3時の気象衛星の雲画像を見ると、日本海と東シナ海および太平洋側にも寒気に伴う筋状の雲が広がり、強い寒波が日本列島を覆っていることが分かります。
3時の気象衛星ひまわりの雲画像
今朝9時の予想天気図では千島の東海上には発達した低気圧があって、日本付近は西高東低の強い冬型の気圧配置になっています。このため、日本海側では山陰から北海道では雪が降り、西日本~近畿北部を中心に引き続き大雪に警戒して下さい。一方、太平洋側は冬晴れか雲の多い晴れの所が多いですが、中国~近畿でも一部で雪の降る所がある見込みです。
9時の予想天気図
24日の天気予報
【今日24日の気温】
今日も気温は低く、最高気温は全国的に平年より2度~4度も低く、東北~北海道の北日本では氷点下の「真冬日」の所が多く、沖縄は20度以下、西日本~東日本では10度以下で、5度前後の所多く、厳しい寒さが続く見込みです。
24日の予想気温(最高/最低)
【今日24日の波高】
北よりの季節風が強く、4時現在、強風・風雪や波浪注意報が、全国的に発表されているところが多く、高波に注意が必要です。
12時の予想波高分布
(2.5メートル以上の海域が多い)
【気象庁から発表されている気象情報】
昨日16時30分に「大雪に関する全般気象情報」が発表されています。
<大雪>
西日本から北日本では日本海側を中心に降雪が強まっており、太平洋側でも大雪となっている所があります。西日本を中心に24日にかけて大雪が続く見込みです。
24日18時までの24時間に予想される降雪量:
(多い所)
北陸地方:80センチ
中国・東北地方:70センチ
近畿地方:60センチ
関東甲信地方:50センチ
東海地方:40センチ
四国・北海道地方:30センチ
大雪や路面凍結による交通障害に警戒し、電線や樹木への着雪、なだれに注意して下さい。
(2017年1月24日 04:00更新)
トミーです。今回の寒波は今日が峠で、明日からは次第に気温が上がり、雪も止んで来る見込みです。なお、昨日、オホーツク海の流氷が、今冬はじめて、北海道の沿岸(宗谷地方猿払村)に接岸しました。昨日は宇都宮と下関からウメの開花、佐賀からヒバリの初鳴きの便りが届きました。トピック「鳥取で30年ぶりの記録的豪雪」参照
23日 寒風の中、咲き始めた紅梅(千葉県)