昨日、元日は北陸から北海道の日本海側で曇りがちで、北陸を中心に雨や雪の降った所がありますが、その他の地方は晴れて、全国的には大きな崩れはなく、天気に恵まれた新年のスタートになりました。
ところで、昨年2016年(平成28年)、一年前の元日の天気は覚えているでしょうか。ちょっと調べて見ました。
気温は最高気温が0度未満の「真冬日」や最低気温が0度未満の「冬日」の地点は、昨年の方がやや多い程度ですが、日最低気温では昨年は氷点下18度7分でしたが、今年は十勝地方陸別で氷点下25度丁度まで下がり、今シーズン4回目の氷点下25度以下で、北海道では冷え込みました。一方、日最高気温は、昨年は23度8分でしたが、今年は沖縄県波照間空港で26度2分まで上がり、この他、最高気温が25度以上の「夏日」の地点が11地点もあり、いずれも沖縄県で暑い位の新年になりました。
天気は日照時間から見ると、今年は快晴の8時間以上の地点はやや多かったものの、5時間以上の晴れた地点や3時間以上の晴れ間のあった地点はやや少なめでした。今年5時間以上の晴れた地点は全観測地点の57%でした。
2017年元日12時のアメダス天気分布
(赤色が晴れている所)
2016年元日12時のアメダス天気分布
(赤色が晴れている所)
ただ、日降水量を見ると、10ミリ以上は今年は7地点、昨年は8地点でほぼ同じですが、0.5ミリ以上を見ると、今年は180地点、昨年は324地点で倍近くあり、今年は天気には恵まれたことになります。
一方、日最深積雪は、上川地方朱鞠内で今年は172センチ(酸ヶ湯は147センチ)ですが、昨年は青森県酸ヶ湯の139センチ(朱鞠内は130センチ)が最高で、今年は30センチほど多くなっています。ちなみに12月に記録的な大雪に見舞われた、札幌の今年は75センチでしたが、昨年は半分以下の27センチでした。今年は平年(35センチ)の2倍で、北海道を中心に、昨年より多くなっています。
富士山頂の気温を見ると、今年の最奥気温は昨年より、4度位高くなっています。平年の最低気温は氷点下20度6分、最高気温は氷点下14度4分で、今年の最低気温は平年並でしたが、最高気温は4度も高めでした。
(2017年1月2日 07:30更新)
トミーです。元日が日曜日になって、今年のお正月休みが減った感じですが、元日が日曜日になるのは、近年では2006年、2012年と今年2017年で5~6年毎です。次回は6年後の2023年になりますが、その後は11年後の2034年で間隔が空きます。うるう年が入り、一定しないようです。