気象庁から9月~11月の秋の天候のまとめが発表されました。
1.平均気温
沖縄~関東甲信にかけては「平年より高く」、特に沖縄・奄美で平年差+1.3℃、西日本で+1.2℃となり、沖縄~西日本では、1946年の観測開始以来、最も高く、記録的な高温でした。一方、北陸~青森県を除く東北は「平年並」で、青森県~北海道は「平年より低く」、北日本では9月は高温でしたが、10月から時々寒気が入り、秋としては2002年以来、14年振りの低温になり、10月には各地から例年より早い初雪の便りが届きました。
2.降水量
西日本では、低気圧と台風や前線の影響で、秋の降水量は「かなり多く」、特に、日本海側で平年比173%になり、統計を開始した1946年以来、最も多い記録を更新しました。近畿や東海の一部を除き、新潟県を除く北陸では「平年並」でしたが、関東と新潟県から東北・北海道では「平年より少ない」状態でした。ただ、北海道では11月の月降雪量が平年より多くなりました。
3.日照時間
全国的に低気圧や前線などの影響で、茨城県~岩手県の太平洋側と北海道東部の太平洋側で「平年並」だった他は「少なく」、特に、西日本日本海側で平年比74%、西日本の太平洋側で平年比82%で、統計を開始した1946年以降で最も少ない記録を更新しました。
(2016年12月3日 04:30更新)
トミーです。この秋は、沖縄や西日本では高温が続き、11月上旬は北海道で100年振りの低温を記録し、11月24日は関東甲信では、11月としては各地で記録的に早い初雪を観測し、東京都心では1875年以来、初めての積雪0センチを観測するなど、記録を更新する不順な天候が目立つ秋でした。