週末ですが、今日はあいにく、奄美や小笠原諸島と北日本の一部で晴れ間が残る他は、全国的に曇りや雨の所が多いでしょう。前線を伴った低気圧が日本海南部から東北を通過するためで、寒冷前線が南下する時、雷を伴って一時強い雨や突風の吹く所もあるので注意して下さい。
9時の予想天気図
(L:低気圧、FOG:霧)
19日の予想天気図
日中の気温は、関東~東北南部で平年並の肌寒さになる他は、北日本でも平年より高めで、天気の割には気温の高い所が多いでしょう。
(2016年11月19日 4時更新)
トミーです。11月16日に気象庁から「南極のオゾンホールが依然規模の大きい状態が続いている」との報告がありました。
南極オゾンホールは、南極上空のオゾン量が極端に少なくなる現象で、オゾン層に穴のあいたような状態であることからその名が付けられました。南半球の冬季から春季にあたる8~9月ごろに発生、急速に発達し、11~12月ごろに消滅するという季節変化をしています。
9月28日今年最大面積時の
南極のオゾンホール(灰色)
オゾン層保護に関する取り組みとして、フロンなどオゾン層破壊物質により上空のオゾン量が減少すると、地上に到達する有害紫外線が増加し、人の健康や生態系に悪影響を及ぼすことから、1985年に「オゾン層の保護のためのウィーン条約」が、1987年に「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」がそれぞれ採択され、オゾン層を破壊する原因物質の生産と消費が国際的な合意に基づいて規制されています。依然としてフロン12という有害物質が高い濃度が続いています。
主なオゾン層破壊物質の
月平均濃度の経年変化
(世界の観測所の平均)
<世界気象機関温室効果ガス世界資料センター(気象庁が運営)のデータにより作成>